備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

イラク開戦きょうで4年目

2009-01-24 21:01:26 | イラク

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/03/20の朝刊記事から

イラク開戦きょうで4年
戻らぬ治安 出口見えず


イラク開戦から20日で4年。ブッシュ米大統領はイラク駐留米軍の増派を決定した後も、早期撤退を求める国内の圧力にさらされている。
イラク国内は、内戦状態に等しい宗派間抗争による市民の犠牲者が増加の一途をたどる。
出口の見えないイラクの混乱は、5年目に突入した。


増派、撤退 続く対立 米議会
「イラクからの出口」をめぐって米国内では、イラク駐留米軍の撤退期限設定を目指す米議会民主党と、米軍増派による治安回復を優先するブッシュ政権の対立が続いている。
しかし、民主党が目指す法案は成立のめどが立たず、ブッシュ政権の増派政策も目立った効果を上げていない。
イラクの状況が改善しない中で、米国内の政治攻防ばかりが白熱化する現状は、米国の手詰まり状況を象徴している。


米と政府に不信感 イラク住民
イラクでは現在も、増強された駐留米軍とイラク治安部隊による掃討作戦が進行中だが、治安好転の兆しはうかがえない。
イラク住民からは、この4年間、軍事力頼みの治安対策を主導した米国や、これに追従するイラク政府に対する不信感が渦巻いている。

スンニ派武装勢力の拠点が集中するとされるバグダッド・ドーラ地区は戦後、テロや、米軍と武装勢力の交戦が頻発した。
掃討作戦開始後も情勢に変化はない。

「武装勢力の活動が夜に変わっただけ」と同地区に住むアブ・オマールさん(50)は言う。
外出禁止令が出ている深夜に、武装勢力が仕掛ける爆弾の被害が後を絶たない。
「米軍や政府軍は夜になると、ここを離れていまう。夜間の取り締まりを頼んでもなしのつぶてだ」と不満をぶつける。

同地区では掃討作戦に対する住民の反発も強い。
ラシード・ドレイミさん(55)は米軍に拘束された友人のことが気掛かりだ。
友人は先週、自宅で爆発音を聞き、外出中の母を捜しに飛び出したところ、出くわした米兵に連行された。
「いくら家族が無実を訴えても米軍は聞く耳をもたない。ひどい態度だ」と憤る。







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