'07/03/21の朝刊記事から
ボンバル機 全車輪出ず手動着陸
熊本空港 緊急点検の対象機種
20日正午ごろ、天草発熊本行きの天草エアライン201便ボンバルディアDHC8-103型(乗客乗員18人)で、車輪すべてが一時下りないトラブルが起きた。
同機は緊急時の手動操作で車輪を出し、12分後に熊本空港に着陸した。
高知空港の胴体着陸事故を受けて国土交通省が指示していた緊急点検の対象に含まれる機種で、同社は電気系統に異常があったとみて原因を調べている。
乗客らにけがはなかった。
ボンバルディアDHC8
カナダのボンバルディア社が1970年代から開発を始めた双発小型プロペラ機。
標準座席数37-39席の100型が原型で、その後エンジンを強化した200型、胴体を延長して座席数を増やした300型(50-56席)、400型(68-78席)と発展した。
内装の違いなどから103型、402型などに細かく分かれており、天草エアラインのトラブルは103型。
客室の騒音を低減する装置が付いた最新型は「Q300」[Q400]の愛称で呼ばれる。