備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

道の実習船 フカヒレ”反則売却”

2009-01-19 22:03:18 | 社会

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/03/16の朝刊記事から

道の実習船 フカヒレ”反則売却”
5年間で110万円 生徒ジュース代に


【函館】道教育庁が保有する実習船北鳳丸(664トン)と同若竹丸(666トン)の両船長が、マグロはえ縄漁の実習中に混獲したサメのヒレ(フカヒレ)を業者に売却して得た約110万円を、船員や生徒のジュース代などに充てていたことが15日、分かった。
道財務規則では漁獲物はすべて市場に水揚げし売却代金を道の収入とする決まりだが、30年以上前からフカヒレを市場を通さず業者に売却し、道に代金を納めていなかった。

同庁実習船管理局(函館)が各船長と乗組員に聞き取りして分かった。
それによると、2002年度から5年間で計10回、フカヒレを寄港地の清水港(静岡)の業者に売却、約110万円の収入があった。
北鳳丸は03年3月、若竹丸は06年5月を最後に売却を行っていない。

売却代金は、船員や生徒のジュース代やおやつ代、寄港地で通院する生徒に付き添う教員の交通費などに使用。
船員に現金を配ったことはない。

同管理局によると、フカヒレは漁獲した人が売却処分してよいという漁業者の慣習があるという。
フカヒレ以外の漁獲物はすべて市場に水揚げして収入を道に納めており、05年度は約400万円を繰り入れている。

同管理局の高須賀敏勝局長は「船長が厳しい実習に励む子供たちを思って、行っていた。規則に抵触しているという意識はなかったようだが、今後は他の漁獲物と同様、道に収めるよう指導を徹底する」としている。

実習船は、函館水産高、小樽水産高、厚岸水産高の道立3校が、サイパンやハワイ沖のマグロはえ縄漁などの乗船実習に利用している。


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北陸電力 幹部「事故隠し」決定

2009-01-19 21:28:32 | 事故

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/03/16の朝刊記事から

北陸電力 幹部「事故隠し」決定
組織ぐるみ浮き彫り


北陸電力が1999年、志賀原発1号機(石川県志賀町)の定期検査中に発生した臨界事故を国に報告しなかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は15日午後、同社の永原功社長を呼んで厳重注意するとともに、同原発1号機の停止と安全総点検を指示した。
国に報告しないことは発電所の所長ら幹部が集まって決めていたといい、いわば「現場ぐるみ」の隠ぺい。
東京電力、東北電力の原子炉緊急停止隠ぺいに続いて明るみに出た今回のケースは、不正体質が原子力業界を広く覆っていたことをあらためて浮き彫りにした。

保安院を訪れた永原社長は「大変重大な事案を引き起こし、申し訳ありません」と謝罪。
事故は現場からの申告で発覚、社長には今週、報告されたことを明らかにした。

北陸電力によると、1号機では臨界事故の直前に別のトラブルがあったことなどから、所長ら幹部の間で事実を伏せることが決まった。
当時の所長は社内調査に「よく覚えていない」と話しているという。

抜けた制御棒は炉心外周部のほぼ1カ所に集中していたため臨界は局所的で、同社は「(事故当時)出力は通常運転時の1%未満とみられ、事態が悪化する恐れもなかったと思う」としている。

一方、石川県や志賀町など地元5自治体は15日午後、同原発1号機を立ち入り調査し、事故状況の説明を受けた。

滋賀町役場にも同日夕、同社の松永賢常務らが訪れ、「今後は万全を期して信頼を回復する」と謝罪した。
坪野高志助役は「企業倫理、体質に疑問を持たざるを得ず、まことに遺憾。ほかにも不正がないか、徹底的に究明してほしい」と述べた。



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