’07/11/28の朝刊記事から
福岡 組長射殺される
抗争中の暴力団 運転手も刺殺
27日午後9時40分ごろ、福岡県久留米市合川町のマンション駐車場で「人が撃たれた」と久留米署に通報があった。
撃たれたのはマンションに住む指定暴力団道仁会(久留米市)系の松尾義和組長(61)で、ほぼ即死状態。
発砲から数分後、約200メートル離れた国道322号交差点近くでは、松尾組長の運転手を務める藤村要組員(48)が刺され、搬送先の病院で死亡した。
福岡県警は、九州北部で相次ぐ道仁会と九州誠道会(福岡県大牟田市)の抗争に関連した連続殺人とみて、現場から逃げた40歳ぐらいの男の行方を追っている。
道仁会は昨年5月、会長交代人事をめぐり内部の対立が表面化。
離脱した勢力が九州誠道会を結成した。
’07/11/28の朝刊記事から
祖母の義弟逮捕
香川「3人殺害 捨てた」
香川県坂出市のパート従業員三浦啓子さん(58)と孫の山下茜ちゃん(5つ)、彩菜ちゃん(3つ)姉妹が大量の血痕を残し行方不明になった事件で、坂出署捜査本部は27日夜、死体遺棄容疑で、三浦さんの義弟で無職川崎政則容疑者(61)=高松市国分寺町国分=を逮捕した。
川崎容疑者は「三浦さんだけを殺すつもりだったが、騒がれたので一緒に寝ていた子どもも殺した。刃物で刺した」と供述。
’07/11/28の朝刊記事から
東京地検 守屋前次官きょう逮捕
収賄容疑で出頭要請
守屋武昌前防衛事務次官(63)に対する防衛商社「山田洋行」元専務宮崎元伸容疑者(69)=業務上横領容疑などで逮捕=の過剰接待疑惑で、東京地検特捜部は27日、収賄容疑で前次官を28日に逮捕する方針を固めたもようだ。
既に出頭を要請した。
特捜部はゴルフなど一連の接待が社会常識を逸脱した金額に上り、前次官からの便宜供与を期待した賄賂に当たると結論づけ、刑事責任の追及が必要と最終判断。
巨額の防衛利権をめぐる捜査は重大局面を迎えた。
前次官へのゴルフ接待は12年前から始まり、山田洋行側は、昨年までの約8年間に300回超、全体の費用は1500万円以上と説明。
関係者によると、収賄罪の時効にかからない最近の5年間だけでも接待額は少なくとも500万円とされる。
前次官の妻がたびたび同行したほか北海道などへのゴルフ旅行もあり、ゴルフセットを贈られたこともあった。
前次官の還暦祝いとして現金20万円が贈られていたことも判明している。
特捜部は、一緒に接待を受けていた妻についても刑事責任を問えるかどうか検討しているとみられる。
宮崎容疑者の側近とされる山田洋行元執行役員今治友成容疑者(57)=有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕=は特捜部に対し、宮崎容疑者が設立した同業の「日本ミライズ」に移籍した後に同行した今年4月のゴルフ接待について「装備品の受注で恩恵を受けたいとの趣旨だった」と賄賂性を認めたという。
一方、日本ミライズは、次期輸送機(CX)に搭載予定の米ゼネラル・エレクトリック社製エンジンの販売代理権を今年7月、山田洋行から獲得。
このころ前次官はエンジン発注について「一般競争入札を経なければ随意契約にならないのはおかしい」と口出ししたり、商社を挟まないメーカーとの直接取引が検討された際に強く反対するなど、ミライズに有利な動きをしたとされる。