’08/09/15の朝刊記事から
ロシア機墜落 88人死亡
【モスクワ14日共同】ロシア通信などによると、ロシア中部ペルミ付近で14日未明、同国最大の航空会社アエロフロートのモスクワ発ベルミ行き国内線旅客機ボーイング737が墜落、同国非常事態省などによると搭乗していた乗客乗員計88人全員が死亡した。
同社によると、アゼルバイジャン、ウクライナ、米国など外国人21人が搭乗。
在ロシア日本大使館によると、日本人が乗っていたとの情報はない。
ロシア検察庁のバストルイキン捜査委員長は14日、右側エンジンの故障と出火が原因との見方を示した。
検察当局は、安全確保に関する規則違反の疑いがあるとみて刑事捜査を開始した。
同機は同日午前1時ごろにモスクワのシェレメチェボ空港を出発、約2時間後にペルミ上空で着陸体勢に入ったところでレーダーから機影が消えた。
機体はペルミ南西に墜落、炎上した。
地上では人的被害は出ていない。
非常事態省当局者によると、墜落前に機体が爆発し、残骸が半径約4キロに飛び散った。
レビチン運輸相は、テロの可能性を示すものは見つかっていないと述べた。
機体は住宅の数十メートル付近に墜落したという。
落下した機体の一部により、シベリア鉄道の線路などが被害を受け、ペルミーエカテリンブルク間の列車の運行が一時停止された。