「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

孫が50日間LCC貧乏旅行から帰ってきた

2013-11-10 06:41:15 | Weblog
大学生の男孫が一昨日無事、50日間のLCC(格安航空券)によるバックパック旅行から帰ってきた。成田を起点にマレーシア(半島とボルネオ)インドネシア(バリ島、ジャワ島)を回り、南インドに渡って、さらにトルコを周遊、モスクワ経由で帰国してきた。バックパックを背負い予算は一日1000円をメドにした貧乏旅行で、出来る限り夜行バスを使っての移動であった。

旅といえば病気と事故がつきものだが、幸い孫は旅行中一度も下痢もせず、事故もバリ島の両替屋で若干金額を誤魔化された程度であった。旅行出発前に家族が注意したことは①パスポートなど貴重品はたえず身につけておくこと②飲み水は必ず飲料水を買って飲むこと③片言の日本語をしゃべる、怪しい男には気をつけること④現地から何かものを委託されないことーであった。半世紀も前だが、僕も危うく香港から麻薬を依頼されかかったことがあった。

インドネシアのバンドンで白昼友人3人と歩いていて、計画的なスリ団にあったが、あらかじめ貴重品はホテルに置いてきたので被害は小銭だけで済んだこともあった。今回の孫の旅でもトルコで数日間同行した友人のクレジット,カードの入った財布を盗まれ、不正使用されたが、すぐストップをかけ、保険にもはいっていたので、ほとんど実害はなかったという。

孫は先ごろ日本の女子大生が不幸な事故にあったトルコのカッパドキヤの世界遺産も観光してきたが、治安もよく現地の人たちも親切で、何故あんな事件が起きたのか不思議に感じたという。しかし、油断は大敵なのだ。40年前、僕が初めてバリ島を訪れた時は、犯罪は皆無で両替屋がカネを誤魔化すことなどなかった。いずれにせよ無事孫が帰ってきて一安心だ。(写真はカッパドキヤの置物の土産)