大坂の大相撲三月場所の千秋楽は東関脇の若隆景が12勝3敗同士の同点決勝で、幕内7枚目の元大関高安を現在の番付通り破り初優勝した。不朽の横綱白鵬なきあと大相撲は群雄割拠の時代に入った感がる。戦前昭和、双葉山時代から相撲をみているオールドファンにとっては楽しい限りだ。令和になってからの幕内優勝力士を調べて見たら若隆景を入れて10人もいる、このうち複数優勝者は白鵬と現役横綱照の富士と大関高安の三人だけ。ちなみに優勝者を挙げて見ると、現役大関の貴景勝,正代、平幕の玉鷲、大栄翔など、ほかにも、現在コロナ禍による協会規律違反から出場停止で幕下いおちている朝之山、十両 で相撲を取っている徳勝竜もいる。まさに群雄割拠、多士済々といえるかもいえない。
若隆景の初関脇としての優勝は83年前、昭和13年1月場所、双葉山以来である.。双葉山この場所9日目,環の浦に勝って以後翌,翌々場所と69連勝して今なお不倒の大記録を打ち立てている。当時小学生だった老生はまだ四本柱のあった国技館で双葉山が横綱男女の川に勝った一番を見ている。若隆景の初関脇、初優勝は以来の記録だという。土俵審判がまだ土俵上にいて審査役だった時代からの記録。感無量である。