鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

日本一?鎌ヶ谷大仏

2013-12-11 | 寺院仏閣

2 0 1 3 年 1 2 月 4 日 ( 水 )

午 前 8 時 2 3 分

千 葉 県 鎌 ケ 谷 市

鎌 ヶ 谷 大 仏



「東京等77駅完全巡回」。その後編は拙宅の隣町、鎌ヶ谷から。

前回までは、めずらしく前言撤回せず65駅を回り、そのスタンプをすべて収集できた。
その代償なのか、ふくらはぎの筋肉痛が数日続き、その間移動に難儀することとなった。
筋肉痛の原因としては、年齢、運動不足、そして駅の構造が考えられる。
駅構内の移動で階段の使用は不可欠なのですが、上りはエスカレータ、下りは階段というところが多かった。
足に負担がかかるのは上りより下り。
痛みが和らぐまでは、ワンフロアの移動でもエレベータを使うはめになった。

そんな筋肉痛も振替休日の水曜日には止み、こうして隣町にいる。



新たな愛馬「飛電」。拙宅近所の西友より7,800円で買い受けた。
前の愛馬「絶影」は宛城の戦いで流れ矢を受け、寸刻ばかり生命を永らえたのち死した・・・
のではなく、香取市内の利根川を通行中に角ばった石を踏みパンク、そのまま処分・・・。

今回は飛電初の長距離移動、ということで旅の安全を祈願する。


普通の墓地の前にちょこんと鎮座する鎌ヶ谷大仏【鎌ヶ谷市指定文化財】。



「大仏」なのにその大きさは2メートルもなく、日本一小さい大仏といわれる。
(実際には市原にある「奈良の大仏」の方が小さい)
さらに寺院の境内に安置されているのではなく、普通の墓地にぽつんと置いてある。
このため、幹線道路沿いにあるにもかかわらず、近くに鎌ヶ谷大仏駅があるにもかかわらず、案外見つけにくい。
予備知識がないと、「大仏」とはあまりにもかけ離れた大きさ&立地で、さぞや「がっかり」することとなるだろう。

だがこの大仏、意外と歴史がある。

安永5年(1776年)、鎌ヶ谷の福田文右エ門という豪農?が、先祖の霊の冥福を祈るために、江戸の鋳物職人・多川主膳に作らせた。
派手好きであった文右エ門は、大仏開眼のおり、自宅前から大仏の場所までの道に琉球ござを敷いて、僧侶などをもてなしたという。
現在でも大仏は福田家が所有・管理している。


そしてこの大仏、かなり愛されている。
古くから鎌ヶ谷一帯のシンボルであり、献花も途絶えない。



鎌ヶ谷大仏のご尊顔を拝し、私と飛電は旅に出る。