スターンのリサイタルやコンチェルトを何度も実演で聴きに行った。
最晩年の頃だったが、それは素晴らしかった。
スターンのヴァイオリンは先輩のハイフェッツのような「神業」は出さないけれど、ブラームスやシベリウス、フランクの曲など、
古武士を思わせるような「いぶし銀」の魅力があり、その音楽にはドラマのセリフを感じさせるような「言葉」があった。
スターンは「すべてのフレーズについて、すべて言葉で言える」と語っていた。
この動画はまだ若いころのスターンだが、剛毅なヴァイオリンは今のヴァイオリニストには聴くことができない。
弦楽器のルーツは弓矢であった・・・。
Saint-Saens: Introduction & Rondo Capriccioso (Isaac Stern)
文革後の中国で若いヴァイオリニストを指導したのもこの曲。(先日エントリしたもの)
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