ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【クライン孝子氏】強まるEUの遠心力、ドーピングと米露の暗闘、他にクライン女史の「悪友」奥山篤信氏

2017年12月08日 | 政治

【言いたい放談】強まるEUの遠心力、ドーピングと米露の暗闘[桜H29/12/7]

今回は、ドイツ連立政権の枠組みにも影を落とすギリシャ処理や、EU離脱の動きを見せるイタリア、ドーピング制裁をめぐっての米露の暗闘などについて話し合っていきます。(動画の解説)

<走り書き>・・・ギリシャはおカネがないのでドイツからおカネを取りたい、フランスのマクロンの動き、イタリアも欧州銀行のトップがイタリア人でお札を刷ってもダメでイタリア人はEUから出ようか、と言っている。「働き方が全然違うから」とクライン女史。バルト三国はロシアがチョッカイをかけ、アメリカがロシアいじめをしようと、オリンピックの会長がドイツ人のバッハでプーチンのことを好きみたい。ロシアがスノーデンを抱えたことも気に入らない。トランプは選挙中には仲がよかったというが真ん中にスノーデンが挟まっていた。嘘のニュースはすぐピンとくる。日本だって同じ、みんな「操作」よ。

水島氏は大相撲の白鵬叩きと安倍叩きはソックリという。クライン女史は「安倍さんはしたたかよ」。その裏にどういう動きがあるかはネットでもわかってくる。NHKが最高裁で勝ったのだったら国民が突きあげていけばいいのよ。日本のテレビって操作したのは全部わかるじゃない、ピピっとくる。ドイツでも質のいいのも多いけれど、くだらないことをやっている。服装やダイアモンドとか何やってんだ、意識的にやっている、エリートたちが。

ところで時々クライン女史がサイトに書かれている「悪友」奥山篤信氏の文・・・この方の文は以前もご紹介したが、凄い博識、そして圧倒的なユーモアの持ち主である。それに頭脳明晰で私など恐れ多くて何十歩も下がって拝聴ならぬ閲覧をしている。

しかし奥山氏もクライン女史を「悪友」と明記していらっしゃるので、奥山氏 VS クライン女史、なかなか興味深い「取り組み」であるが、お互い「悪友」としての友情は堅い。

下記はその奥山篤信氏がクライン女史の著作本の感想をお書きになったもの。

 悪友 クライン孝子さんの
<<敗戦国・日本とドイツ 戦後70年でなぜ差がついたのか >>を読了して

クライン孝子さんの視点はそんじょそこらの日本の国際通とやらの海外の通信社や雑誌の丸写しの情報とは異なる新鮮味がある。この著書も遅ればせながら読ませて頂いたが、従来にも増してラインさんの”気迫”が感じられる。僕もラインさんと同様同じ敗戦国でもドイツと日本とではどうしてここまで異なる道を歩んでしまったのかという、情けなさが心の底にある。ドイツは今や世界のどの国も侮ることのない尊敬される国家に再生された。方や日本はと言えば、誹謗とは言え、中国や朝鮮半島よりいまだに70年以上前の話で揺すぶられている始末だ。保守陣営にありがちな、一方的に中国や朝鮮半島がけしからんという議論も、それはそれで納得できるにしても、何故こんなに時間が経ってもまだしつこく言われるのかと、その意味で何故かと反省するのも決して朝日やNHKのような反日サヨではない別の視点であるはずだ。

ラインさんの本にはいつもこのimplication(言外の含み)...が有る事に気が付かなければなるまい。僕はフランスに一年遊学して帰国した。そして在学中のパリカトリッ大学大学院の神学の授業で、フランス人を含む欧州人の生徒はゼロ。殆どがかってフランスが暴虐の限りを尽くしたアフリカ、ベトナム出身の神父だ。彼らにはあの植民地時代のフランス人の暴虐の記憶など何も無い。フランス語を幼児から学び、そして<世界の中心>パリで学ぶ自尊心と誇りの塊なのだ。祖先が暴虐によりギロチンで虐殺されたなどの怨念など何一つ無い。いまやご承知か?フランス語圏は世界で三億人以上有る。まさにフランスの外交政策の勝利なのだろう。

それはともかくラインさんによればドイツ人の方が戦後どれだけロシアその他に痛めつけられたか、それは日本人の比ではない、日本人のまさに満州で命からがら逃げて日本に運良く還れたラインさんが言うから間違いないだろう。


戦争というのは残念ながら勝った方が常に正義、負けたらどうしようもないことは歴史的ルールとして諦観するのも、日本人はやや欠けているのかもしれない。この割り切りが無いから、変にひねくれてみる事になってしまうのも(潔さがない修正史観だと誤解される)、ある意味でドイツとの差かもしれない。勿論ドイツの場合は<ドイツ国民には責任はない。あのキチガイ集団であるナチスがやったことだ>とドライに割り切り、戦争責任を巧みに回避したドイツ人の知恵はある。(哲学者ヤスパースの入れ知恵)一方日本は<軍国主義があの戦争をやったので日本国民に責任はない。>とは日本人の責任(武士道としての責任感)として言えない矜持があることも確かだ。だからあの敗戦をドイツのように白黒で割り切ることができない状況にあるのも事実だ。
それを度外視してもドイツの戦後の指導者は素晴らしい。やはり陸続きの何千年の戦争を経験しているが故の知恵だろう。<負けは負け>次は<負けないようにしよう>ということだろう。ピンチをチャンスに変える根本的発想転換が日本にはないのかもしれない。

日本は島国、侵されたことのない領土で日本歴史は平和に安寧に秩序を守って来た。まさにそこに違いがあることだけは確かだ!ラインさん有り難う。今後も活躍を期待しています。(以上、奥山篤信氏)

★ 私は奥山氏のサイトにコメントを書くのもおどおどしながらである。何をリコメされるかわかったものではない、気の弱い私はどうでもいいようなコメントを書く。今のところリコメはないのでホッとしている。

でも奥山氏は善意のインテリ、もちろん著作も多く、大学を4つも出ておられてそれぞれ研究された分野は広い。しかし氏の鋭い感性とおおらかなユーモア(これも時によっては翻弄されてしまう)はある人が脱帽状態、奥山氏は大爆笑、かなりのヤンチャでもある。

火の粉がこちらに飛んでこないように、細心の注意など(はらう余裕はないが)を念頭に置きながらおずおずとコメントを「時々」書き込む、という次第である。まともにやりあえるのは「悪友」同士のクライン女史くらいであろう。

奥山篤信氏のプロフィール

1948年神戸生まれ。1970年京都大学工学部建築学科卒、1972年東京大学経済学部卒。1972~2000年まで米国三菱商事ニューヨーク本社6年を含み三菱商事に勤務。2014年上智大学大学院神学系研究科修了(神学修士号)、2014年秋より一学期(約1年)パリ・カトリック大学(ISTA)に留学。退職後平河総合戦略研究所代表理事、平河サロン主宰。作家・評論家としても活躍。

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フォーレの歌曲「シャンソン ダムール」~歌うのはヴィクトリア・デ・ロスアンへレス

とびっきりの美声です。

 

Victoria de los Angeles. Chanson d´amour. Fauré.

 

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「尖閣」で大筋日中合意!!アホ・バカ・マヌケの常識のない自民党外交

2017年12月08日 | 政治

★ 何が「国難突破内閣」だ!! 強国に擦り寄り、国家国民をないがしろにする能無し集団!!

尖閣衝突回避策で大筋合意 日中、連絡体制運用へ

 日中両政府が、沖縄県・尖閣諸島などを巡る東シナ海での偶発的衝突を回避する「海空連絡メカニズム」設置案について、上海で開いた「高級事務レベル海洋協議」で大筋合意したことが6日、分かった。近く正式に運用を開始する見通し。複数の日中関係筋が明らかにした。

 自衛隊と中国軍が接近時の連絡方法などをあらかじめ定め、衝突を防ぐ仕組み。日中間の最大懸念の一つである尖閣を巡る緊張緩和に大きく動きだすことになり、最近兆しが見え始めた両国の関係改善の流れが加速する。

 2007年に当時の安倍晋三首相と温家宝首相が体制整備で一致し、協議が続いていたが、尖閣周辺の領空、領海の取り扱いを巡って意見が対立し、衝突への懸念を拭えずにいた。

 これまでの協議で日本側は、中国側が連絡さえすれば尖閣周辺に侵入可能と解釈しかねないとして、領空、領海は運用範囲に含まれないと主張。中国側は尖閣への領有権主張を強めるため、運用範囲を明確にしないよう求めていた。(共同)http://www.sankei.com/photo/daily/news/171206/dly1712060010-n1.html

 

★ 「尖閣」は紛れもなく日本の領土ではないか、「尖閣」は勿論、周辺の島々もやがては沖縄も日本は主権を失うことになる。私は安倍政権を最初から信用などしていなかった。やっぱり…と思うだけだ。これだけにとどまらないだろう。日本の弱腰外交は世界中で「日本はどうにでもなる」と軽く扱われるだろう。民主党政権時とどこが違う? 

石井望准教授の言葉をご紹介する。

https://pbs.twimg.com/media/DQZosGpVQAAp6u0.jpg
日本軍は尖閣に行くとき、事前にチャイナに通知するといふ馬鹿げた事態。そもそも
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_005384.html (外務省) 
この發表。尖閣のせの字にも觸れない。しかし尖閣合意と報じられてます。政府の意向にもとづいて報じてゐるのでせう。この發表概要は、過去に私が出席したチャイナ社會科學院と東京財團の會議とほぼ同内容なのです。密航だとか書いてますが、五島小笠原に押し寄せるチャイナ船に、日本側は抗議しなかったのです。

https://www.news-postseven.com/archives/20171206_629309.html
申し譯ないけど古森さんらは根本的に誤解してます。故意かも知れません。
そもそもチャイナが軍事的に勝てるならば、自衞隊が動いても動かなくてもさっさと遠慮なく攻撃して尖閣を取ります。チャイナはさういふ國です。チャイナが今まで動いてゐないわけは、勝てないからです。從って自衞隊が尖閣上陸した後もチャイナは勝てないので、解放軍は投入されません。
https://www.zakzak.co.jp/…/news/171206/soc1712060022-n1.html
從って自衞隊は明日にも即刻常駐して何の問題もありません。問題はチャイナで民衆暴動が起こり、漁船が押し寄せ、など軍事以外の大騷動です。...
http://senkaku.blog.jp/2017091872662441.html
尖閣480年史リンクご參照。

  石井望先生の文を追加しました!!

この合意の最大の原因は、日本政府内に近代以前の500年の尖閣史といふ意識が缺如(けつじょ)してゐたことに在ります。國民の間に悠久の歴史を守るといふ意識でなく、衝突の島といふ意識が蔓延してゐました。實際には衝突は全く起こってゐません。虚構の歴史戰で日本は敗北したことに氣づかず、安倍内閣は國民の批判が起こらないだらうと見込んで、このやうな合意に進みました。安倍内閣を批判しなかった右派の論壇に最大の責任があります。私は平成二十六年十一月、東京財團とチャイナ社會科學院との討論會で、「相互聯絡合意は事實上の治外法權だ」と批判しましたが、日本側の同席者から素人考へだと笑はれました。それから三年、安倍内閣周邊は歴史意識を喪失したままです。國民も安倍内閣を批判しませんでした。それが今日の敗北につながりました。(以上、石井望長崎純心大学准教授)

 

★ こんなとんでもない「合意」をしてどうするのか。政権与党はこのごろ常識が通用しない、おかしなことばかりする。何度も言うが安倍政権に「白紙委任」はしていない。

「日韓合意」も明らかな間違いだった。 安倍首相に群がるホシュを称する輩たちよ、これを止めることはしたのか? また辻元清美の政治資金パーティーに出席した河野外務大臣や中谷元防衛大臣ら、気持ち悪いほどだ。

最初から「まず保身ありき」、行動で示さず口先だけ。「日本を護る」気持ちなどさらさらない議員たち

他にも国民が知らない間におかしなことが次々と決まって来たことを併せて思うと、もう許しがたい。安倍総理も奥方の「居酒屋UZU5周年記念パーティー」で止めるどころか大型スクリーンで「祝辞」を述べる程のおバカなんだから。「飲み会」ばかりやたらと写真に出てくる自民党議員のフェイスブック、また何事もすすんで「寛容」「擁護」する安倍信者・安倍依存者、日本は終わるよ!!

 

 

ブログのティールーム

 

本日はラフマニノフ作曲「前奏曲」作品23-2を!! ピアノ演奏はワイセンベルグ 

 

S. Rachmaninoff -Prelude op.23 no.2 :Maestoso - Alexis Weissenberg-

 

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