★ 疲れて政治エントリができなかった。
では宮崎正弘氏のメールマガジンです。
ポンペオ国務長官、ふたたび平壌訪問。横田基地で給油
大連での習近平、金正恩会談を受け、「段階的、同時並行的非核化」の下準備
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じつに目の回る三日間だった。
2018年5月7日、専用機で極秘に大連に飛んだ金正恩は、習近平の出迎えを受け、儀仗兵閲兵後、ただちに実務会談に臨んだ。中国側の出席は王こ寧政治局常務委員、楊潔チ国務委員、王毅外相という外交三羽烏に加えて、宋涛(中央弁事処主任)らが出席したが、王岐山の姿はなかった。
大連空港での北朝鮮特別機の駐機を最初に報じたのは日本のメディアだった。
中朝首脳会談は引き続き8日も行われ、ふたりが大連の海岸を悠然と歩きながら話し合う風景がCCTVに映し出された。大連は嘗て金正日が極秘訪問した場所だが、新義州から丹東、大連と陸路を走った。出迎えに行ったのは李克強だった。黒塗りの高級車40台を連ねての訪問で大連は交通麻痺に陥った。
たまたま大連にいた筆者も、その行列に遭遇したことを鮮明に記憶している。大連では近く中国国産空母第一号の正式な就航式が行われることも予想されている。
さて僅か1ヶ月という短期間に二回という異常な中朝会談だが、板門店における南北首脳会談の報告を受けた後、習近平の関心は近く行われる予定のトランプ大統領と金正恩対談に釘を刺し、牽制することだ。
米国は「段階的、同時並行的な非核化」のプロセスが明瞭になるまで制裁を続行すると表明しているが、習近平としては、米朝間に最終的な合意があるのか、北朝鮮の本心は奈辺にあるのか、中国はどこまで介入余地があるかを探ったと考えられる。中国筋に拠れば、米朝首脳会談はシンガポールでの開催がもっとも有力だという。
同じ日、重要な外交場面から外された李克強首相が訪日した。日中友好40年を記念する目玉とはいえ、日本のメディアが多少は報じたくらいで、華字紙の扱いは小さい。
李克強首相は9日に同じく来日する文在寅韓国大統領を交えての日中韓三国会談に臨んで、そのあと北海道を訪問する予定。
▲同じ日、トランプはイランとの核合意離脱を正式に表明した
トランプが「イランとの核合意から離脱」を表明し、欧米メディアは、こちらのニュースを特大に扱って、北朝鮮の動きは二番か三番の扱い。
イランへの制裁再開は180日の猶予期間をおいて実施され、イランとの銀行送金も出来なくなる。イスラエルの新聞は前向きに評価する分析が目立った。
米国の軍事筋がもっとも懸念するのは、北朝鮮が核弾頭をイランに売却するのではないかという危険性である。
ワシントンタイムズはポンペオ国務長官が近く平壌を再訪問し、米朝首脳会談の地ならしを行うだろうと予測記事を流していたが、直後にトランプは記者団に対して「すでにポンペオは北朝鮮に向かっている」と発表した。
ポンペオの特別機は横田基地で給油後、日本人時間の9日午前五時40分に大統領専用機で平壌へ向かった。
横田を飛び立つ風景は日本のメディアがとらえた。
ポンぺお国務長官に随行したのはブライアン・フック政策局長、マシュー・ポテンガー国家安全会議アジア部長ら七名とされ、帰路に勾留されているアメリカ人三名を連れ帰るのではないかという期待がある。
しかしアメリカの世論はとくに、アメリカ国籍の三名が帰っても、情緒的な反応を示すようなことはない。
ポンペオは3月末に極秘に北朝鮮を訪問し、4月1日に金正恩と会談している(このときポンペオはCIA長官、こんどは国務長官)。この動きから分かるのは国務省主導の外交権をホワイトハウスが掌握したという事実である。リベラルの巣窟だった米国務省が、外交の蚊帳の外に置かれているという事実も、尋常ではない。(以上)
★ この件は読売新聞にも書かれている。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180509-00050020-yom-int
★★ ところでクイズ王こと小西議員が拗ねているのか困ったことを言っている。
防衛省が小西洋之参院議員に暴言の3佐を訓戒処分 「国民の敵だ」発言は認定せず
防衛省は8日、小西洋之参院議員が統合幕僚監部の3等空佐から暴言を浴びた問題で、3佐が自衛隊法が定める「品位を保つ義務」に違反したとして訓戒処分にした。同時に暴言問題の事実関係をまとめた最終報告書も公表した。3佐は「国益を損なう」など不適切な発言をしたことは認める一方で、小西氏が主張する「国民の敵だ」とは述べていないとしている。
防衛省は、3佐を5月中旬に航空自衛隊西部航空方面隊司令部(福岡県春日市)に異動させ、再発防止策として隊員への教育を徹底する方針を示した。3佐を懲戒処分に至らない訓戒としたのは「過去の事例も考慮した総合判断」としている。また、小西氏への発言に関し「文民統制(シビリアンコントロール)を否定したという評価にはならない」との見解も示した。
最終報告書によると、3佐は4月16日夜、帰宅後にランニングをしていた際、参院議員会館前(東京都千代田区)の路上で小西氏と遭遇し、「国益を損なう」「気持ち悪い」「ばかなのか」など不適切な発言を浴びせた。小西氏は3佐の謝罪を受け入れたが、17日の参院外交防衛委員会で「お前は国民の敵だ」と罵声を浴びたと明かした。
防衛省は小西氏に謝罪する一方、3佐から事情を聴いていた。小西氏は8日夜、国会内で記者団に「不十分な調査で組織的な隠蔽(いんぺい)だ」と指摘し、「シビリアンコントロールの重みを防衛省が全く理解していない対応だ。(処分内容が)不適切で軽い」と批判。小野寺五典防衛相や河野克俊統幕長の辞任を求めた。(産経新聞)
★★★ 小西議員は「日本の国会議員として」今何をすべきか? 日本の防衛を考えたことがあるのか。
またホシュ風味の評論家が「安倍はトランプのなんなのさ」なんて言っている。言論の自由はあるが、この書き方はマンガだ。
「じゃあ、自分はなんなのさ!!」その人は自分も同じ船に乗っているのがわからないようだ。
こういう人たちは見物席で「どうなるのかな、頑張って~」ってお弁当片手に双眼鏡を首からかけて「見物」を決め込んでいるのだ。
反日左派も芝居見物のような他人事の自称ホシュも「おバカ大合唱」
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本日はヴァーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から~クルヴェナルよ、君こそ真の友
マックス・ローレンツが1943年に歌った録音です。とても苦しい時代だった・・・
Max Lorenz sings 'Mein Kurwenal, du trauter Freund!' from Richard Wagner's 'Tristan undIsolde
WIKIより