評論家西村幸祐氏のyoutubeをご覧ください。日本政府が国民に発表していないことなど心配され、大変わかりやすく冷静な解説をされています。
いよいよ本格化する韓国の日本侵略① 西村幸祐AJER2019.2.8(7)
★ 私自身は西村幸祐氏のお話を支持するのですが、その他に3人の専門家の見解を載せました。今、韓国と中東、この二つが戦争の火種と予想されているメルマガやニュース、大変な量なので抜粋したものをUPしました。(全文をご覧になるにはリンクを貼ってありますのでご覧ください)
上の画はyohkanさまの作成です。(この画は南北の指導者を組み合わせたものです)
下記の間壁昭夫氏の論文、読んでいて「やっぱり」と思うところがある。良い目線もあるのだけれど、心配なのはこの通りでは安倍政権が進める今の国内問題はまずまずひどくなるばかりだ…ということを考えながら、読んでいきたいと思います。
北朝鮮が韓国に「対日共闘」を呼びかける理由 真壁昭夫氏
2月4日、北朝鮮が運営するサイト“わが民族同士”は、韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題を取り上げ、日本政府の対応を非難した。その上で北朝鮮は、韓国に“対日共闘”を呼びかけた。
北朝鮮の真意は、韓国の窮状に付け込むことのように見える。北朝鮮は韓国の反日世論を揺さぶり、対日共闘を組むことで自国の立場を有利にしたいと考えているのだろう。
見方を変えれば、北朝鮮に足元を見られるほど韓国の情勢悪化は深刻ともいえる。
経済面では、半導体の輸出によって経済成長を支えてきたサムスン電子の業績が急激に悪化し始めた。外交面でも孤立感が深まっている。中国は北朝鮮の庇護を強めている。北朝鮮としては中国との関係を強化しつつ、米国との交渉を進めればよい。加えて、米国のトランプ大統領にとって北朝鮮政策は点数稼ぎの手段だ。韓国国内では文大統領の支持派と保守派の対立が激化している。
文大統領としてはわが国への非難を強め、北朝鮮との関係強化を材料にこの窮状を脱することを考えているだろう。北朝鮮はうまくそれに付け入った。
ただ、この状況が続くと、韓国は極東地域にとどまらず国際社会の中で孤立を深めることが懸念される。それは、北朝鮮をさらに勢いづかせる恐れがある。
勢い増す北朝鮮の体制維持策
北朝鮮は、体制の維持と強化のために米国などから有利な条件を引き出そうとしている。その勢いは増しているように見える。背景には、米国のトランプ大統領が、外交面での成果を誇示し有権者からの支持獲得(点数稼ぎ)を重視していることがある。
2020年の大統領選挙に向けて、トランプ氏は北朝鮮の非核化への取り組みを進めたという成果を世論に示したい。トランプ政権は北朝鮮が非核化への具体策を示すなら、譲歩する考えさえ示し始めた。金正恩委員長とってこの展開は、「してやったり」だろう。
昨年6月の米朝首脳会談を控え、金委員長は米国に「会談実現」という一種の成果を持たせた。
引き換えに、北朝鮮は体制維持の保証を取り付けた。それがあったからこそ、会談前夜、満面の笑顔でシンガポール市内に金委員長は繰り出すことができた。米国が北朝鮮に見返りを検討し始めた今、金委員長の高笑いが再び聞こえるような気がする。
歴史や専門家の見解などをもとにして冷静に考えると、北朝鮮が核兵器を放棄することは考えられない。北朝鮮の金一族にとって核兵器の保持は、体制維持の“お守り”だ。金委員長は、核兵器を放棄すればリビアのカダフィ政権のように独裁体制が倒される可能性が高まることも理解している。
こう考えると、トランプ氏の対北朝鮮政策は不安だ。
すでに、米国内でもトランプ氏の北朝鮮政策への懐疑あるいは不安が高まりつつある。コーツ米国家情報長官が北朝鮮による完全な核放棄の公算は小さいとの見解を示したことは、そうした不安の表れである。
トランプ大統領が点数稼ぎに目を奪われている時こそ、金委員長にとってはチャンスだ。体制維持の時間を稼ぐために、金委員長は中国との関係を強化してきた。貿易戦争で米国との関係が冷え込む中国としても、緩衝国である北朝鮮を庇護し、朝鮮半島への影響力を強めておきたい。
2月に入り、北朝鮮はわが国が遭難した船員の帰国を調整したことに謝意を表した。数年前であれば、こうした北朝鮮の姿勢は想像できなかった。現在の北朝鮮には各国に“いい顔”をするだけのゆとりができたということだろう。
韓国の窮状の利用を画策する北朝鮮
中国の後ろ盾を得た北朝鮮は、日本を非難するプロパガンダを流し、文政権を揺さぶろうとしている。この背景には、韓国の内情がかなり厳しくなっていることがある。
現在の韓国経済は、下り坂を急速に転がり落ちるような勢いで減速している。雇用や所得環境の悪化を中心に、社会不満はさらに高まるだろう。加えて、国際社会の中で韓国は孤立している。
中国はわが国との関係を重視し始め、韓国は蚊帳の外に置かれつつある。米国は在韓米軍の経費負担を求めるなど、韓国との距離感は開きつつある。北朝鮮との外交交渉が進む中、米中ともに韓国との関係を重視する差し迫った必要性は見当たらない。
文大統領が経済・外交面での成果を示し、世論をなだめることはかなり難しくなっている。窮状を脱するために文政権はわが国への非難を強め、有権者からの支持を得ようとしている。そのために、レーダー照射問題に加え、政府間で最終的かつ不可逆的な合意に達した慰安婦問題や徴用工問題を蒸し返している。
この状況は北朝鮮が対韓国政策を進める上で実に都合がよい。北朝鮮が韓国に配慮を示す必要性そのものは低下している。同時に北朝鮮としては、韓国の視線を平壌にくぎづけておきたい。
それが、北朝鮮が韓国に対日共闘を呼び掛けた理由だ。
このプロパガンダには、韓国国内を一段と混乱させる狙いもある。韓国では、北朝鮮への不安を強める保守派と文大統領支持派の対立が深まっている。北朝鮮が韓国の目線に合わせて対日共闘を呼びかければ、文大統領はそれに恩義を感じ、韓国の北朝鮮融和姿勢はさらに勢いづく可能性がある。一方、保守派は文大統領への非難を強め、政治停滞が一段と深刻化するだろう。
今後、国内外で韓国は一段と厳しい状況に直面するものと考えられる。
まさに、内憂外患だ。国際社会において、韓国はさらに孤立する恐れがある。韓国の政治が不安定化し、内情が厳しくなればなるほど、北朝鮮は韓国に対して優位な立場をとり、自国にプラスになるように交渉を進めやすくなる。
そうした展開を念頭に、北朝鮮は韓国に対日共闘を呼び掛けた。
わが国に必要な冷静な対処と役割期待への対応
この状況下、日本は自力で極東地域の安定を実現しなければならない。わが国は、安全保障面では米国との関係を基礎としつつ、多国間の経済連携を進める必要がある。
実際、世界各国から日本への期待は日に日に高まっている。2月上旬、ドイツのメルケル首相が訪日した。欧米各国とは対照的に、日本の政治基盤は安定している。
これは、わが国には長めの目線で国際秩序の強化や多国間の経済連携に向けた議論を進める、潜在的な余力があることを意味する。それに着目し、ドイツは日本に、アジア新興国などとの政治・経済面での連携強化を求めた。
ドイツ国内でもメルケル首相の訪日は一定の評価を受けている。
アジア新興国では所得水準が上昇している。アジア経済は、世界経済のダイナミズムの源泉だ。アジア新興国と日本が関係を強化できれば、米国も中国も指をくわえて見ているわけにはいかない。
米中ともに日本との関係を強化するなどして、経済的な利得を手に入れようとするはずだ。中国が日本との関係を重視し始めた背景にも、ドイツのようにわが国の役割を期待する国が増えていることがある。
日本には大きなチャンスが到来していると考えるべきだ。政府は、経済支援などを通してアジア新興国との関係を強化し、親日国を増やすことにコミットすればよい。安倍政権には、国内での利害調整を進め、構造改革などを迅速かつ大胆に進めることが求められる。(私の意見・・・これは日本国内が犠牲になる!!この論文はグローバリストが書いたものと判断する)
韓国は、こうした変化に対応することが困難な状況に陥っている。支持率回復を狙い、文政権は日本を非難し続けるだろう。それが、文大統領が支持率の回復を目指す現実的に実行可能な唯一の策といってもよい。
もはや、日本が韓国に何を言ってもよいことはない。
何か言えば、韓国は一段と強硬な姿勢で日本を非難するだろう。韓国の非難に対応することは、文政権を助けることになると言っても過言ではない。
韓国は放っておけばよい。同時に、政府は韓国の主張が一方的かつ根拠なきものであるとの理解を国際世論から取り付けていくべきだ。安倍政権は長期的な視点でアジア新興国、欧州各国などとの連携を強化し、国力引き上げを目指すべき時を迎えた。(法政大学大学院教授 真壁昭夫)
以上抜粋です。全文は下記のリンクをクリック
北野幸伯氏のメールマガジンより
中国は、「日米、日印、日欧、日ロ関係分断」に全力を尽くすでしょうから、容易ではありません。中国が望めば、韓国を使い、一瞬で日本国民全体の「冷静さ」を失わせることすらできる。これ「実証済み」です。(抜粋) 全文は下記のリンクをクリック https://www.mag2.com/p/news/385446/3
島田久仁氏のメールマガジンより
2019年、悪化する日韓関係はどうなる
悪化の一途を辿る日韓問題。これは、日本での嫌韓論の高まりや、韓国での日本バッシングの激化という“表面的な”問題にとどまらず、現在の状況が続く場合、日韓での武力衝突が起きかねないほど緊張が高まっています。何かしら偶発的な衝突があった場合、一気に武力衝突が起きかねないと懸念しています。
その理由は、アメリカが韓国に関心を失っていることから、2019年にも在韓米軍の引き上げを行う可能性が出てきていることと(マティス国防長官の辞任がこれを決定的にしました)、通常ならば非難をするはずの中国も、韓国絡みの緊張については、口を挟もうとしていません。もちろん米中貿易摩擦の影響もあるでしょうが、今は、関心も利益もない韓国に肩入れして、アメリカと日本を怒らせたくないとの意図が働いています。ゆえに、現時点では、武力衝突をけん制する動きを周辺国は取らないという、非常に危険な状況に見えます。(抜粋)
ヴァーグナーのオペラ「ローエングリン」を聴いていて、国王の歌のところが荘厳で気になっていた。マックス・ローレンツとバイロイトで共演し「世界最高のバス歌手」として名を馳せた名歌手、キプニスの声はロシア声だと思った。ヤハリそうだった・・・ローレンツとバイロイトを支えた無双のバスは、ロシア革命後のソ連を捨てていたのだった。そしてナチスの勢いが強まるとアメリカに移住、フルトヴェングラーのライヴァルだったトスカニーニの下で歌った。トスカニーニは最大の敬意を持って迎えたという。
Basso - ALEXANDER KIPNIS - Lohengrin "Mein Herr und Gott"