ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

クライン孝子女史、水島総氏、共に橋下徹氏に対する批判、水島氏の講演全部

2019年02月21日 | 政治

【言いたい放談】橋下徹、ウラジーミル・プーチン、そして沖縄の県民投票[H31/2/21]

橋下氏に同調の声はほとんどない。またヨーロッパにはドイツが動かしている「外人部隊」がある。次に戦争になったらヨーロッパはメチャクチャになるので、賢くバランスよく動いている・・・ヨーロッパの大変さがゾッとするほどわかる。

youtubeの解説ではありませんが・・・ クライン孝子氏はヨーロッパの分析は、なかなか他の評論家が言えない「縦横」の広がりがある。私もクライン孝子女史やクライン氏の知人である塩野七生女史のご意見・著作などから、ヨーロッパにおける歴史的な考えやその動きの複雑さを知った。日本の評論家で誰がここまで感じさせるだろうか。ヨーロッパについてはフン族の侵略・ゲルマン民族大移動、ドイツはギリシャやローマと似たキリスト教以前の土着の宗教観が、キリスト教とふと対立する事実をことあるごとに感じたのだった。

ドイツはヨーロッパでは一流と言われるが、時々土着のヴォ―タンの神を呼び起こすことがある」と思う。それはナショナリズムであり、ドイツの民衆を動かした地の底から天上まで響くヴァーグナーの世界であり、民族の誇りが間違った方向に行くと「ナチス」となったがこれはヒトラーを推し進めた「愚民政治」が作ったものでもあった。

これがドイツにとってどれほどの苦悩であったか、移民難民を断れない度重なる「原罪(ナチスの)」があることの苦しみを知った。しかしあの恐ろしいソ連のスターリンやチャイナ人民共和国の毛沢東の「ナチス以上のものを思わせるほどの大重罪」については裁かれていない。

クライン孝子氏のお話はこういうことを勉強できて、言葉の内にあるドイツの苦悩も伝えてくださっている。クライン孝子氏とは私は意見が違うところが一か所だけあったが、東ドイツのシュタージ(秘密警察)をも取材された厳しいジャーナリストであるクライン氏は決して私に一切批判はなさらず尊重され、大物らしく察することでまるで友人に対するように鷹揚にお話された。私は感謝と尊敬を捧げている。(今度お会いできる日をお待ちしています)

 

【水島総】正論を聞く集い「失うものは何もない。残るのは希望と祖国愛」[桜H31/2/21]

私が火曜日に東京の産経プラザで聴いた水島氏の講演すべてのyoutubeである。あの12回の寒い日々のデモは、水島氏の男気と赤心そのものを、今まで水島氏を「安倍擁護、安倍以外に誰がいる」を言う水島氏に対し反対勢力であった西部グループの有名な文化人をも動かした。勿論、私はこうした水島氏の思い切った判断を大変尊重し、東京まで行ったのである。

当日メモをしておいたのをさらにピックアップして書きだしてみた。勿論、上記の動画からすべてをもっと詳しくお聴きになったほうがよいのは言うまでもないので。

日本が今どんな危機に瀕しているか、国体の危機、これは歴史上始まって以来である。保守とされる人たちの中にもこれを感じている人は少ない。

初めて天皇が元号を発しない、「皇太子」の名称がなくなる。今までの歴史の中で初めてのことを安倍政権がやってしまう。「東宮」もなくなる、「上皇」「上皇后」となって今の東宮御所に住まれる。なぜ「皇后」は「皇太后」と称されないか?誰がこんなことを決めたのか。もし上皇がおかくれになった時、「上皇后」は何という名称になるのか?

秋篠宮は「皇嗣殿下」という名称、これも初めてで、祖先に反逆して勝手にこのような言葉を作ってしまった。これでは内廷皇族ではない。筆頭宮家ですらない。東宮御所に入れない、東宮にさせない、・・・皇后陛下が眞子内親王を可愛がり、結婚しても様々な行事に加わってほしいと。・・・なぜ敬宮愛子内親王殿下にはそのようなお言葉がないのか。それは愛子さまを天皇にということではないのか。

インターネットでは皇太子ご夫妻を叩いていた人たちが今は誉めている。秋篠宮家については「小室圭」のことで叩く。こういう連中は「皇統破壊」を考えている。世界で唯一2600年の歴史を持つ皇室、その日本より古かったエチオピアのハイレ・セラシェ皇帝(ソロモンとシバの女王の子孫といわれる)、世界最古の皇室を潰した。

今は西洋文化を根本的に破壊、ヨーロッパの近代歴史を大批判、マルクスがどういう世界観を持っていたか?(など)

国民保守党について・・・イデオロギーではない生き方、自民党はもはや品のない世俗の党となった。安倍政権の「日本を取り戻す」「瑞穂の国の資本主義」「戦後レジームの脱却」「美しい国」・・・あの時は何の文句もなかった。それが今は安倍首相はグローバリズムの盟主、かつては国民の90パーセントが「中産階級」だった日本、今は共同体意識もなくなった。外務省はグローバルの出先機関、なんでデフレが何十年も続いているのか。若い人は希望が持てない。

日本は昔「国譲り」をして、新しい秩序の中で共に生きてきた。

小泉政権になって、向こう側の手先のような動き、構造改革にガックリ。米中の「下請け」になった日本、利益を吸い上げられる優秀な下請けである。

かつての日本の「浜ちゃん」や「寅さん」のようなハミダシ者、落語に出てくる与太郎、これらは町内でも可愛がられてきた。今はこういう日本のこころが失われてきている。

本当に日本が危機になったら必ず立ち上がる人がいる。

自主憲法制定・・・これは「次世代の党」が主張していた・・・日本人による自分の国の憲法を作る。

北海道知事選・・・菅官房長官と二階氏に勝手に決められた。今や「菅内閣」マスコミは一度も菅氏を批判したことはない。一度も総理などなろうと言ったことのない菅氏だが、全権力を持っている。日本会議はやっと皇室の代替わりの日を反発、「移民法」決まってから櫻井よしこ氏が「反対」と、なぜ早くから強く言わなかったのか?

 橋下徹氏・・・国民民主党と小沢一郎を結ぶ。共通点は「朝鮮」!!

70年談話で橋下氏は「政治家は最低反省を前面に出し中露には謝罪」、最低、反省を前面に出して謝罪、戦争責任は二分論で整理すべきという。

橋下徹氏は「反日連合」であろう。チャンネル桜に出演のギャラは何千万要求か???

スパイ防止法、国土強靭化、デフレ脱却、アイヌ新法反対、など・・・3月22日東京で国民保守党を立ち上げる予定。 (以上、走り書きメモ)

 

ブログのティータイム

今日はやはりこの名曲、ヴァーグナー作曲「ヴァルキューレ」~全能の神ヴォ―タンの別れ

20世紀前半世界最高のバス歌手と讃えられたキプニスの貴重な録音から(1926年ベルリンで録音)

 Alexander Kipnis " Leb wohl, du kühnes herrliches Kind" Die Walküre

 

キプニスはウクライナ(当時ソ連)出身で、ロシア革命を逃れベルリンに移住、ローレンツら名歌手や指揮者フルトヴェングラーらとバイロイトで共演したが、ナチスの勢力に危機感を覚え、やがてアメリカに居を移した。トスカニーニに最大の敬意で迎えられる。

現在、最高のヴォ―タンを歌うブリン・ターフェル。

現代最高のヴォ―タンと思う、ブリン・ターフェルが歌うヴァーグナー「ヴァルキューレ」~ヴォ―タンの別れ 不思議な魅力がある。彼はあのホロストフスキーと1989年、BBCカーディフ国際声楽コンクールで優勝をかけて争った結果、華やかなホロストフスキーに敗れたが、重厚なヴァーグナーでは他の追従を許さない。二人は良きライヴァルとして国際的な名声を博すようになる。それにヴァーグナーをこのように華麗にオーケストラに演奏させるイタリアの名指揮者アッバード、涙をこらえて聴いてしまう。…しかし1926年のキプニスの素晴らしい美しさにはかなわない。芸術家は大変な時代に奇跡的と言っていい程の魅力を表現するものだ。本日の私のブログにある「ブログのティールーム」にはこの曲をキプニスとターフェルを並べてある。キプニスの歌には若々しい予想もしないほどの魅力あるヴォ―タンを聴ける、ヴォ―タンはキリスト教以前の土着の「全知全能の神」なのだ。

 

 Bryn Terfel & R,Wagner in Les Adieux de Wotan,La Walkyrie

 

 

 ・・・永遠の三宅博先生。

コメント (4)
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