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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「安倍晋三 この空虚な器」について

2019年10月13日 | 政治

藤井聡編集長『クライテリオン』11月号

総力特集「安倍晋三 この空虚な器」

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@・・・宮崎正弘氏のメールマガジンより転載

 かつてラジオ番組対談で、ホストが鳥越俊太郎氏だった。

 「小泉政治は靖国参拝でプラス百点。郵政改悪民営化でマイナス百点、ゆえにプラスマイナス零点です」と評者(宮崎)が答えたことを思い出した。

 西尾幹二氏は小泉純一郎の政治を評して、「靖国でふっとわれわれに寄ってくるそぶりを見せる」だけだと、その欺瞞を早くから見抜き「狂人宰相」と名づけた。

 また西尾氏は、安倍首相に関しても、もっとも早くから猛烈な批判を展開してきたことはつとに知られるだろう。

保守論壇は諸手を挙げて安倍首相を歓迎していた時期だったゆえに、西尾氏の安倍評価は、異形の激論と取られた。しかし昨今は保守論壇が分裂し、安倍批判派が増えた。それも急速に増えた。

 理由は簡単である。

 靖国神社参拝に行かなくなった。プーチンを二十数回も会談しながら、中味がない。北朝鮮の拉致問題は一歩も進まない。トランプのボチ化した。こともあろうに中国に「一帯一路に協力する」といいだし、日中友好を演出することに汲々となり、外国人移民を奨励した。極めつけが消費税10%導入だ。

 

財政出動が日本経済を救うのに、小泉ブレーンとして日本経済を破壊した竹中某を周辺において、経済政策を滅茶苦茶にしてしまった。あれほど反対論が渦巻いたのに、財務省にみごとに操られ、プライマリーバランスとかの怪しい理論に振り回される始末だった。改憲論議は奇妙な加憲議論とすり替えられ、どこにも理念は感じられなくなった。

要するに首相の器に非ず、期待は雲散霧消し、保守論壇の安倍評は冷え切っている。

 それでもなお政権の座にあるのは、安倍に替わる政治家がいないからだが、この特集でも西尾氏が藤井編集長と対談し、替わりはいくらでもいるとし、安倍批判のダメ押しをしている。

 政策とは、いかに思いつきが良くとも、予算化されて初めて実行されるのである。予算段階で、財務省の力は圧倒的につよく、防衛予算ばかりか、多くの景気刺激策をばさばさと削減された。反対に日本の景気がわるくなるように財務省は国民の生活が困窮化するような措置を講じた主犯である。

 アベノミクス初期だけは経済効果をあげて株高を招いたものの、その後はさっぱり。

「鰻の蒲焼きの匂いはするが、結局、国民は蒲焼きを食べられずに終わりそうだ」と藤井教授が舌鋒鋭く比喩するのである。 

              □◎△□◎△□▽◎□

また藤井聡氏はメールマガジンで次のように述べています。
まさしく「保守」を名乗っている『表現者クライテリオン』が、保守の、保守による、保守のための安倍晋三批判
を一度徹底しておくべきではないか。それによって、言論における「スジ」を忘れた論壇の「空気」を批判しつつ、この「閉ざされた言語空間」を少しでも風通しのいいものにしておくべきではないか、まず、そういう思いがあります。

藤井▼そんな中で、今回の特集が準拠している大きな思想的な着想、ないしは仮説は、「安倍晋三・器論」というものです。この仮説は、本誌編集委員の浜崎洋介さんがあるTV番組で強調されていたもので、本誌特集の骨格を成す理論的想定、ということになります。

 この仮説は、「安倍晋三」という存在は、世間で言われている事柄や回りの人たちが口にする様々なものが、その整合性や関連を度外視して、何でもかんでも入れ込まれる、一つの「空疎な器」なのではないか、というもの。

つまり、安倍首相が問題なのは、サヨクが言うように、彼が「戦前回帰を目論むナショナリスト」だからではなくて、むしろ戦後そのもののように空虛、かつ幼稚だからです。その「空虛な器」の中に、サヨク以外の全て、例えば安易すぎる対米追従とか、根拠なき改革主義とか、日本人のナルシシズムとか、保守的な気分とかを注ぎ込みながら、なお、それらがもたらす矛盾と危機について徹底的に鈍感でいられること、そのこと自体が、彼が支持され続けている理由であり、また、安倍晋三という人間の危うさなのではないかと。

 
 

【討論】表現者クライテリオン・スペシャル:安倍総理『器』論とは真実か?[桜R1/10/5](再掲)

 

◆表現者クライテリオン・スペシャル:安倍総理『器』論とは真実か?

パネリスト:  
川端祐一郎(京都大学大学院助教)  
小浜逸郎(評論家)  
田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)  
西尾幹二(評論家)  
浜崎洋介(文芸批評家)  
藤井聡(京都大学大学院教授)  
室伏謙一(室伏政策研究室代表・政策コンサルタント)  
富岡幸一郎(文芸評論家・関東学院大学教授)
司会:水島総

やっと全部視聴しました。西尾氏が一番迫力があり、実際にインテリの集団である「クライテリオン」はハッキリ発言しているけれど、中には???というお方もいました。
一番上にUPしている「メールマガジン」を読んでから再度見ましたが、西尾・藤井氏らは新鮮な討論でした。
安倍さんについての批評は「やっと取り上げてもらった」という感じですね。

それだけ発言するのに勇気が必要だったことでしょう。
しかしこの斬新な?「クライテリオン」のメンバーも、またその仲間のブログも私は知っていましたが、(藤井氏は別として)時として不快なことも感じましたが、もっと不快な事実は安倍首相が「器」でないのに、国益を損じることばかりしてきているのを許しているという事実です。その取り巻きも自由な批判を封じる集団でもありました。

今まで安倍批判の急先鋒だった西尾幹二氏は、その中でも筋が通っていて怒りがよく理解できます。
韓国のことについて、今まで日本は事なかれにして付け上がらせていましたが、やっと言えるようになった。
そして西尾氏は次の「パワーのあるリーダー」3名を挙げています。
河野太郎氏がその中に入っています。しかし経済問題で「反グローバル」の政治家が保守でほとんどいないことです。

「次世代の党」の三宅博先生は、その中の貴重な「反グローバル主義」でした。
今日はここまでにします。しっかり疲れをとらないとならない、日本はどこを向いても不安です。

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「衆愚政治」が日本を取り巻く危険度、そしてSNS等日本の言論は「自由」でなくなったこと。用田和仁氏・クリス三宅氏・小川榮太郎氏が危機を訴える。

2019年10月13日 | 政治



日本を覆う「衆愚政治」が目に余る状態になっており、しかも歯止めもなくなってきているのに憂慮。
「ヘイトスピーチ法」はいろいろな面で「日本」を脅かしている現状である。
韓国の正体がバレてきて、言論界も強く意見発表をするようになったが、保守による安倍首相の批判は保守系の月刊誌などほとんど書かれていない。

そして安倍首相は中国からの取材に「習近平首相の来賓としての訪日を日本国民が心待ちにしている」と、まさかの発言をしたのだ。このことについて、まともな人たちは
「習近平の来日阻止」と動いている。

元陸上自衛隊西部方面総監、用田和仁氏が厳しく安倍首相の現状を批判されている。
・・・

米国裏切る日本政府、中国へ朝貢政治

 ■ 迷走する日本の政治
 日本の政治は迷走している。特に安全保障分野においては、どこを向いてこの国の舵を切っているのか分からない。
日本独特の空気の支配と、阿吽の呼吸とでも言うのか、国民、マスコミは全く気にするそぶりも見せない。さらに、日本のシンクタンクも警鐘を鳴らすどころか、沈黙を貫いているように見える。
つい最近まで中国に対して警告を発していた方々も、中国へすり寄る日本政府に対して何の意見も言わないのは実に異様である。その発端は、昨年(2018年)10月、安倍晋三首相をはじめとする政府の要人が中国を訪問し「中国との関係は完全に正常な軌道に戻った」との認識を明らかにしたことである。
この認識は、首相の2019年1月の施政方針演説でも述べられ、今や日本政府の統一見解になっている。
・・・(略)・・・さらに、首相は、中国建国70周年の祝賀メッセージで「良い雰囲気の中で日中新時代を切り開く覚悟」「共に国際社会への貢献」「日中で世界の課題に取り組み、新たな未来を切り開く」「日本国民を代表してお祝いを申し上げる」などと述べている。所信表明演説もほぼ同じ内容である。(これは用田氏の書きはじめのところです)

全文は下記のリンクでご覧ください。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191009-00057847-jbpressz-cn&p=1&fbclid=IwAR0KFvrv2C2w4dIoXm1JkfNRt7zjmK7_TTiORl8VYBdmSK-vVjKIVGQqbIc


 私が心配していること・・・やはり暗愚だった安倍首相、しかしもっと気になるのは、国民が望むことと正反対なことばかり何度繰り返しても「安倍さんは自民党の中の少数派」などと擁護してもらっている。そしてもはや政治方向すらその場その場だ。私がこのように思っているだけではない。上記のリンクを読んで怒りを共にする人は多い。こういう姿勢が一番危険なのに「安倍ちゃんがそういうのだからついていくしかない」という哀れな日本人、この責任は安倍氏は絶対にとらない。こう書くと「安倍さん以外に誰がいる?」「今、安倍政権を倒したらどうなる?」この二言で黙らせようとするなら、安倍政権に「軌道修正」を求めることすら許さず、このような「同調圧力」で黙らそうとするのも耳にタコだ。「軌道修正」を求める私の意見に「安倍さんがどのような悪法を出しましたか?」と長々としつこく絡んでくる、その人は若いが決して「悪気」ではないのだ。同じように国を憂慮しているのだろうけれど、「救世主は安倍さんただひとりで間違うはずはない」と決め込んでいる、これは「ある意味で純粋」な人も多い。(もちろん今の状態では第2、第3の安倍氏が出てくるだろう)

このような中で良心的な言論人がツイッターやフェイスブック、ブログで憂国の思いをお書きになっていて読者も多いのを狙い撃ちにする「まるでどこかの国」のような攻撃があるのだ。
日本人の味方ではないSNS・・・そして真に日本を思う「真正保守」の意見発表を汚い言葉で貶め妨害する、これに対してSNSはともに 「歯止め」機能はなし、「荒らし妨害」グループの言うなりに「正当な言論活動」を妨害することに「加担」している。 「荒らし妨害」グループは確かに小者であろう、しかしその「小者」は入れ替わりたち替わりにアカウントを変えたりしいて、もぐら叩き状態、・・・その背景はなんらかの特別な?組織があるという不気味さを感じる。

「ヘイトスピーチ法」
というのは、おかしな者たちを護って、まともな言論人を叩く道具のひとつになっているようだ。 そしてまともな政権であれば、このようなことに対し、毅然たる政治姿勢を持つはず。それもできずに派手に「〇〇法」の量産をし、本来「愛国者」の言論制圧に手を貸しているのだ。

愛国の作家、クリス三宅氏は下記のようにお書きだが、FBがこのような状態になっている今、転載の許可を得るすべもない・・・でも転載します。
 またもや数日前から私の本アカウントが21度目の1ヶ月投稿禁止処分。だが、どの投稿文がそうなのか知らせてくれない。私はもしかしてという投稿文は削除済みで、覚悟はしていたが、それでも不愉快になるのが今のフェースブックだ。

私のサブアカウントのChris Miyake、クリス三宅、三宅クリスでこれを投稿しようと思ったら、ブロックされて投稿できない。どうも個人ではなく、組織的に狙われているようだ。これでは私の体験談も、日本人に対しての提言さえ神経質になって言葉を選ばなくてはできない。そうやってもやられてしまうのが現実である。先日、審査を要求し、その結果がコミュニティー違反になるとの回答が来た。

慰安婦が強制連行され、奴隷扱いされたことが嘘であり、デタラメなのは証明されているが、それさえ差別と言われそうだ。ツイターでも包囲網を感じるこの頃だ。

日本人が片隅に追いやられ、言論統制され、自由を奪われる時代が迫っている。このままだと、正直者の日本人には住み辛い世の中が待ち受けている。多くの政治家も人権侵害や人種差別を勘違いしているのか、SNSに物申せば不利益になると思っているようだ。

このまま、反日勢力や日本を分断する勢力を優遇する社会を受け入れるとどうなるのだろうか?この理不尽さが続けば、ますます日本人が平和ボケに拍車がかかり、正直者が報われる社会は遠のくだろう。
日本人が良い人ぶって、何でも受け入れてしまうとどうなるか、不安でしょうがない。自らの首を絞めている気がしてならない。

そんな声を上げない無関心な日本人が私の目にはピンボケ状態に映り、今後、日本の国柄が崩されていくのは時間の問題な気がしてきている。そうならないためにも日本人のアイデンティティーを大事にし、国柄を守っていきましょう。(以上クリス三宅氏)



★ そしてフェイスブックで言論弾圧を受けた評論家の小川榮太郎氏はyoutubeで次のように発言されている。
【小川榮太郎】Facebookの検閲と「表現の自由」

 どうぞyoutubeをご覧ください。小川榮太郎氏も「被害」を受けたひとりです。
きっちり調べもせずに「基準」があいまいなFBの検閲を許すべきではない。FBを止められた人はどこが問題なのかも知らされない。 人権蹂躙であり、敵意をもって「通報」した人は不法な弾圧を集団でしている節もある。 中には面白がってそれを報告しあう「基地」のようなサイトまで作り、レヴェルの低い「楽しみ」で人を陥れる不埒な者たちにFBやツイッターは「おおいに加担している」と言える!!
こういう暴挙を止めさせなくてはならない。 意見が気に入らない人のフェイスブックの投稿文に「いいね!」した人の個人情報を無法にもさらした、という事件もあった。これでは民主主義崩壊につながります。
フェイスブック社は(ツイッター社もそうだが)法の下にSNSをきっちり位置付ける必要がある。
小川氏は国会で問題にすべき件と言われる。

★ 以上まとめ・・・「衆愚政治」(炎上商法)に群がる一定の人たち、それとはある意味似たような「白紙委任」する安倍追従議員や「安倍以外他に誰がいる?」という根も葉もない言葉に盲従する<ホシュ>たち・・・日本はこれでは潰れます。
私が以前から思っていたこと・・・「ぶっ壊す」という言葉、このような言葉で人々を躍らせ、責任をとれない「炎上商法」のような衆愚政治に踊り、批判さえできにくい現状が続き、反論するとどっと「同調圧力」がかかる、N国党について「もういいかげんにせよ!」と思う。
これは「信じる者は救われる」という大笑いの「信者」そのもの、でなければ「安請け合いか利権がらみ」であろう。
日本の危機に、左右共に「救国」について考えるべきであり、「衆愚政治」からは何の見通しもない。

★ 台風の真っただ中で書きました。朝になってニュースを見るのが怖い・・・

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