「桜咲く」さまのコメントとの交流で、あの『関東大震災』の時の、ヤッシャ・ハイフェッツが東京の焦土に立ち、被災者の方々に
コンサートを開いたことなどを話すうちに、あの「コンサート」で演奏された一部を再現したくなった。
ハイフェッツは無名時代、ロシア革命の前に母を伴い、満州を通って東京に逃れてきた。
そこでは東京・横浜の人たちに「大変だったろう」と慰められ元気づけのために、演芸場や芝居に連れていってもらい、優しくしてもらったことが忘れられないと言う。その後、アメリカに渡り、世界的なヴァイオリニストとなっていた。
関東大震災のニュースをきいたハイフェッツは、他の演奏会を急遽キャンセルし、客船に乗り込んだ。
そして客船の中でも普段は絶対にしない「船中コンサート」で、すでに今のお金にして2000万円の義援金を持って来ていた。
東京では被災者の方々に無料野外コンサートを開き、日本各地ではチャリティーコンサートを開いて、収益金はすべて東京に寄付、・・・今は日本人もそのことを知らない・・・。関東大震災のニュースがあってもこの話を語る人もいなくなったのだろう。

・・・靖国神社に建てられた仮設住宅
ここに、その時のプログラム、といってもありあわせの紙に書いた2枚のつぎはぎの手書きによる壁新聞のようなものであった。


それを見ながら、巨匠ハイフェッツが遺した録音から3曲をここに載せた。
Heifetz - Vitali `Chaconne` with organ
プログラムの最初に演奏されたヴィターリ作曲「シャコンヌ」・・・鎮魂の思い・・・
Schubert Ave Maria, D.839 - Jascha Heifetz
・・・プログラムの中ほどに演奏されたシューベルト作曲「アヴェマリア」
Heifetz playing Tchaikovsky Melodie
・・・プログラムの最後から2番目に演奏されたチャイコフスキーの「メロディー」・・・明るい響きで希望に満ちる思い
そして昨年、ハイフェッツが戦前に大阪にも来てリサイタルを開いたという「中之島公会堂」の周辺を歩いた。
今はもうクラシックの演奏会には使用されなくなった古い建物であったが、中に入ると「ハイフェッツがリサイタルを開いた」と
誇らかに書いてあった。そしてその時、ブログにそのことを書き留めていた。下記の文がそれである。
戦前の日本にとって、この中之島公会堂はまさにアジアの「カーネギーホール」でもあった。
私は建物の中をぐるっと回り、中へ入った。
古風な建築で、昔の栄華を残していた。
ふと時空を超えて、あのハイフェッツのヴァイオリンを耳にしたような感覚にとらわれた・
欧米ではハイフェッツの演奏会の切符を入手するのは、極めて困難、徹夜も辞さないファンが並んだという。
ハイフェッツは関東大震災のあと、焼け跡の日比谷公会堂で慈善リサイタルをし、人々を
慰め、多くの人々を魅了したという。
その時の記事がある。(以下は当時の新聞記事より)
当日、雨がまだ降りしきる1時過ぎから学生を中心に聴衆は集まりだし、開演時にはなんと
3600人もの聴衆が会場を埋め尽くしました。開演時には幸い雨は止み、ハイフェッツはまだ焦
土と化した所を残した東京、その真っただ中の日比谷公園の野外の舞台に立ち演奏をはじめ
ました。演奏は「ツィゴイネルワイゼン」「アヴェ・マリア」「ショパンのノクターン」「トルコ行進曲」
等々、十数曲にのぼりました。
こうしてすべてが終了した時、ハイフェッツは突然「君が代」を奏ではじめました。
そして一度弾き終わるとまたもう一度「君が代」を演奏しました。
この間聴衆は全員起立し、二度目の「君が代」が終わると、聴衆全員によるハイフェッツに対して万歳三唱が嵐のようにまきおこりました。
演奏会終了後、学生を中心とした若い人達は休憩所に殺到し、小さな炭火で手を暖めていたハイフェッツはこの光景に驚きましたが、その後万歳の歓呼と多くの人々にもみくちゃにされながら、ハイフェッツは大連で覚えた「サヨナラ」をいいながらその場を去っていきました。ハイフェッツはこの夜の特急で神戸へ向かい、その後関西方面で演奏した後、11月27日正午出帆の太平洋郵船、プレジデント・リンカーン号で帰米の途につきました。(以上、当時の新聞記事)
そして大阪にも来て有名な中之島公会堂でも演奏した。
曲が進行するにしたがって頬が紅潮し熱演だったと伝えられている。
私は静かで人がいないホールにたちどまって、約90年前を思いながらハイフェッツの音色を思い浮かべた・・・。


・・・今も残る由緒ある「中之島公会堂」(大阪)
緊急ニュース
NHK会長31日招致=民主「慰安婦発言」追及―衆院予算委
時事通信 1月30日(木)21時5分配信
2013年度補正予算案を審議する31日の衆院予算委員会に、従軍慰安婦は「どこの国にもあった」などと発言した籾井勝人NHK会長が参考人として出席することが30日、決まった。民主党が同日の予算委理事会で要求したもので、NHKが取材に対し、籾井会長が出席の意向であることを明らかにした。
31日の委員会では、午後に質問に立つ民主党の原口一博元総務相が籾井会長に発言の真意をただす。安倍晋三首相に対しても、「放送法の定める言論や報道の自由と公共放送の責任」などについて見解を求める。

ハイフェッツの善行を忘れてはならないと感じました。それも先祖たちの善行に報いるためと聞けば、正の循環を思わせます。
ただこの影では10万人以上が焼け死んだ震災の恐ろしさというより、消したはずの場所が朝鮮人によって火付けをされ生き延びた人たちから略奪、暴行、レイプが行われていたこと・・・・我々は忘れてはならない。
しかし、大正男たちはこの不逞朝鮮人を皆殺しにしました。もちろん我が身を守るためです。この勇気も行動力も今こそ見習わねばならないときと心得ます。
ハイフェッツもこれら朝鮮人の行状を知っていたはずです。彼の口から是非きいてみたかった。
ロシアから母親と妹を連れて、命からがら亡命し、満州を通過して、東京に着いたとき、言葉もわからず不安だったのを、日本人がみんな優しく、恐怖と苦労をねぎらい、
演芸場(多分、手品か?)や芝居に誘ってくれた、
あんな優しい日本人が、東京が焦土となった時、
迷わず客船に乗り込み、日本に来たのです。
驚く日本側、そしてその時は客船でコンサートをしたギャラを持参、日比谷公園で野外コンサートで人々を魅了、それも語らず・・・。
音楽辞典には1923年に日本で公演となっているようですが、このような状況でということは書かれていません。苦労に苦労を重ねたハイフェッツは見事に生きる日本人に「君が代」を2度も演奏、みんなはブラヴォー
でなく「万歳」で熱狂したそうです。
ハイフェッツがそのときのことを一切語っていないので
日本側の東京新聞でわかったことです。
それと音楽評論家の「あらえびす」(アルバイトに作家として「銭形平次」を書いていたのが大当たり、ペンネーム野村胡堂、)がこの時聴いていたこと、そして
あらえびすと友人だった声楽家のN女史(この方も
生きていたら100歳をとっくに超えている。長女は
著名な歴史作家)に伺ったのです。
N女史とはローマで出会い、交流といってもその時は
大変なご高齢でしたが。
ハイフェッツが弾きながら顔を紅潮させていくことなど
はじめて伺いました。
朝鮮人のことは何もお伺いしませんでした。
パリで行われたアニメの会場で、日本のブースト寄せられた作品が罵倒と共に破壊され捨てられたニュースを知り、驚いています。
全くひどいことです。日本政府は強く抗議し、世界に
この蛮行を拡散すべきと思います。
・・・実は昨夜知りました。
ヤッシャ•ハイフェッツは、お袋が持っていた、例の30センチ位のL盤レコードで「チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 」を、今の洗濯機の様な格好をした電蓄で聞いたのを憶えています。
お袋を思い出しました。
1913年8月13日生まれですから,今年の誕生日で、生きていれば101歳だ。
ユダヤ人に親しい友人が居ますが、その一人が、10年くらい前に亡くなりましたが、35年くらい前に仕事でNYで知り合いましたが、気心が分かり合うにつれ、その人が尊敬する人が「杉原千畝氏」でした。
色々な事を思い出させてくれるブログだ、ベッラさん、有り難う。
10万円近くしたと聴きました。
いわゆる「赤盤」といって世界最高の演奏家の録音
だけにつけられる名称だったのですって。
N女史は毎日のようにそのレコードを持っている
「あらえびす」のもとを訪ね、心ゆくまで聴きいった、
娘はあらえびす夫人がお菓子をくれるので、
それを目当てに着いて行ったということでした。
娘って・・・そう、今は有名な歴史小説の作家です。
不思議な縁で何十年も年齢の違うご高齢のN女史と
知り合い、その時に「あらえびす」さんやメニューイン
とか実際に聴いたロシアのバス歌手シャリアピンの
ことも伺いました。
シャリアピンは素晴らしい声量で会場の外にも声が
響き渡り、プログラムもその時その時で決め、曲名を
告げてから歌ったということも知りました。
このハイフェッツの日本人との交流は、今の人々は
知らないと思います。
語り継がれることが必要です。
おかあさまは高価なレコードをお持ちだったのですね。
それはすごい財産でしたね。
おかげさまですっかり元気になりまして、都知事選頑張ろうと決意を新たにしました。
お心遣いありがとうございました。
また、ハイフェッツ氏の動画の数々ありがとうございます。
後ほどゆっくり拝聴させて頂きます。
私がハイフェッツ氏の演奏がすっと入る理由、ベッラさんの説明で納得しました。
>ハイフェッツのヴァイオリンはよくある「泣き節」ではなく
泣き節で「ない」ってとこ、私にとってすごく大事な要素です。
>どこまでも凛としていて強い音楽、聴衆に媚びず、毅然として気品があり、そして優しさを秘めています。
いいですね~、凛として媚びない。
これぞプロって感じです。
>毅然として気品があり
これは私も持ちたいと願っているものです。
それを持ち合わせているからこそ強く共感するんだと思います。
演奏って技量だけじゃなく、その人の持つ人間性が如実に現れると思うんですよね。
>そして音色の美しさは「天馬空を行く」ような感じです。
そう、私が軽やかだと表現したのは、空間を抜けて行く、そんな音色だと感じたからなんです。
と、ハイフェッツ氏で盛り上がったのに、後半の記事は私の血圧を上げてくれました。
NHKの新会長を予算委員会に呼んでグーグルアース原口が発言の真意をただすぅ?
時間の無駄でしょう。
そもそもあれは朝日の記者がしなくていい質問をして
↓
そのようなことにはお答えできません。と断ったにもかかわらず
↓
執拗に質問し続け
↓
NHK会長としてでなく、個人的見解としてと断った上での発言に
原口、ばっかじゃなかろうか?いえ、ばかなんですけどね。
この男も所詮朝鮮人目線で政治を行ってるってことですね。知ってましたが。
NHKの新会長よりももっと呼ぶ奴いるだろう。
慰安婦捏造した朝日新聞や河野洋平、福島瑞穂をとっとと証人喚問せんかい!!
維新(旧たちあがれ日本)の爪の垢でも煎じて飲みなさい!!<原口
>その人が尊敬する人が「杉原千畝氏」でした。
勿論そのユダヤ人の人は、自分かあるいは同じユダヤ人が杉原氏の発給したビザで命を救われたわけですから杉原氏「を」尊敬するのは理解できますが、
当時の日本で一外交官が日本国の意向を無視して勝手にビザを発給するのは不可能だったと、馬渕元ウクライナ大使が渡辺昇一先生との対談で話されていました。
つまりどういうことかと言うと、
日本貶めのために杉原美談(日本政府はユダヤ人を救う事に反対だったが杉原氏が単独で救った。)が使われていると。
それを聞いて私は東京裁判史観の根の深さに戦慄を覚えました。
ご存知かもしれませんが念の為に書き込みさせて頂きました。
「とりわけアジアの方々に多大な損害と苦痛を与えてきた」と岡田に言っている。
バックに何があっても言ってはならなうはず。
ここが弱いのですね。
もしかしたらこの安倍さんは、いざという時は弱いのかも。
なぜ「こうもり」になるか、言ってはならないものがあるし、
曖昧にしてはいけない、それは国民を踏み台にして
「ちょっと我慢してね」と言っているのと同じ。
もう少し考えて書くつもりですが、保守をガックリさせるのはダメ、特定秘密法案の時は頑張ったのに。
ハイフェッツの演奏は英雄的です。
ただただロマンティックで幻想的なヴァイオリンでは
ありません。甘いヴァイオリンに慣れた人たちは
ハイフェッツを冷たいというのですよ。
真剣を持っている剣士に芸者になれというのか!って
私は反論したjことがあります。
杉原さんは、利用されたのかも知れません。
多くの罪のないユダヤの人たちを手が動かなくなるまで
サインして助けたことは、ヨーロッパでもできなかったことです。
杉原さんは作曲家のシベリウスとも交遊がありました。
あの「フィンランディア」を書いた偉大な作曲家ですが、
フィンランドの愛国者でした。
この問題は実際にどうだったのかというと、難しいですね。渡辺昇一氏は優れた学者ですが、夫人と子供さんたちはクラシックの音楽家、本で息子さんが家庭と音楽を
書いているのを買ったのですが、どうも・・・。
音楽家として甘ちゃんみたいな・・・偉大な父親を
持つと子供は・・・カンですが。
岡田、どこの国の立場で言っているのか!!
安倍さんにすべてを個人的に求めてはいけない、
安倍さんの至らぬところは自民党の他の保守が
嫌われても埋めなさい、稲田・新藤・古屋・・・
これらは鳴かず飛ばず。
野武士になりなさい!!なんて勝手に喚いています。
どうぞお笑いください。
安倍さんってすべてを背負いすぎ、弱気にもなるはず、他の保守は座っているだけか???
武士道精神を体現した西洋演奏家と
日本のおもてなしの神髄の交流。
ベッラさんの文章も気高く味わい深い。
そしてヴァイオリンの音色の冴え冴えとした響き、今年の記事でベスト5,3になりそうな予感。
コメントにもありましたが日本人はユダヤ人に少しも偏見は無かったし
アインシュタインなど来日時はフィーバーを起こすほどの人気者に。
日本が大好きになった彼は原爆投下のニュースに深く嘆き悲しんだとか。
勿論、原子爆弾投下は犯罪ですが
中国の汚いやり方に対する「隠し玉」持ってるよ、作れるよ、の重大な意味を持つ原発は止めちゃあイケナイんです。
タモさんもそれは言うに言えない
隔靴掻痒、閣下掻痒 なんですね。
安倍さんの強気外交に疲れを見せ始めたのか、日本の対中国投資や援助のお蔭で発展出来た、と言う記事が中国の新聞に出てたそうです。
韓国よりやはり強か?
その韓国に絡む不穏なニュースに愕然。
30歳の政府関係者がボートで漂流、死亡の事故(犯罪でしょ)
NHKはスルー、NTVとフジTVは昼にアナウンスしました。
これは、事と次第によっては国交断絶だっておかしくない。
これは・・・民間人の犯罪じゃないでしょう。
ただ殺すだけならわざわざボートで日本に送り返す必要は無い。
これ見よがしって印象ですよ。
青山さん、次回取り上げてくれないかな。
詳細はこれからでしょうが真相が判るにつれ政府の口が重たくなるかどうか。
そして今日は土曜日、私はもう田母神さん応援で
疲れてしまった・・・でも今日は夜、ツイッターデモが
あるし・・・。
フォローやリツイートはできるのだけど、自分以外へにツイートができない、これではツイッターデモに参加できない、そして安倍さんは明日舛添さんの応援演説に
立つのですね。
もう止めてもだめでしょう。
ギリギリの応援しているのに上からかばっている安倍さん自身が爆弾を落とす、という感じです。
ハイフェッツは毅然とヴァイオリンを奏でる、
弓を持つ手は真剣を持つきらめき、
じっと聴き入っていました。
こんな時こそハイフェッツだ、って。
そして同時代のチェロのピアティゴルスキーは
ロシアから亡命するとき、持っていた楽器ケースが
銃弾でボコボコになったそうです。もちろん楽器は
壊れる。やがてピアティゴルスキーも世界的になり
ピアノのルービンスタイン、ヴァイオリンのハイフェッツ
と3人で「夢のトリオ」になったのですから。
ハイフェッツが母と妹を伴って逃げてくるのは命がけ、
それだけに日本でやさしくいたわってもらってうれしかったと、まるで家族のように接してくれた日本人が
大震災にあったと思うと気が気でなく、船に乗った
そうです。義の世界というか友情の世界ですね。
クネクネと?「泣き節」でとろけるように弾くヴァイオリンの中で、ハイフェッツやスターンは男らしい演奏でした。
そうそう、「シノギ」のことだけどここに書きましたよ。
http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/168217cacdfa82d845db401846f8108c
後半に書いています。
三宅先生が言ったのですよ。私じゃない。(笑)