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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Fritz Kreisler plays Kreisler "Liebesleid" in 1930 and 1942

2014年05月21日 | 器楽曲
 
Fritz Kreisler plays Kreisler "Liebesleid" in 1930 and 1942


★ 20世紀前半に活躍したヴァイオリニスト兼作曲家、

  フリッツ・クライスラーのヴァイオリンをどうぞお聴きください。
  そしてこの美しい曲『愛の悲しみ』はクライスラーの作曲です。

  愛国者で第一次世界大戦にも出陣、負傷して帰国。

  また美人が好きで、そのために自分の貴重なヴァイオリンを質に入れ、
  美人に宝石をプレゼント、そしてコンサートがあると馴染の質屋から
  ヴァイオリンを借り出し、出演料で買い戻す、その繰り返し。

  1930年と1942年の録音両方が収録されています。

  時にはこのような奔放な芸術家の名演奏に酔いたい・・・。



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4 コメント

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いい音色ですね (remmikki)
2014-05-21 07:09:24
フリッツ・クライスラーのヴァイオリン、うっとりと聴きました。
いい音色です。

ドイツを愛する愛国者、第一次大戦にも出陣、負傷して帰国したのですか。

ヴァイオリンで素敵な曲を弾いてくれて、質に入れてお金を工面、宝石をプレゼント、コンサートではヴァイオリンを借り出して、出演料で買い戻す、お相手の女性は女冥利に尽きますね。なんかとってもいい男ですねえ。

音楽と共にこういうストーリーを教えてくださるこのブログが一味もふた味も楽しめます。
ありがとうございます。
返信する
伊達男、フリッツ・クライスラー (remmikkiさまへ)
2014-05-21 11:33:46
グアルネリ・デル・ジェスというストラディバリと並ぶ
すごいヴァイオリンを質入れし、美人のためにせっせと
宝石をプレゼント、その繰り返しでしたが、
ついにその質屋に警察が入りました。

「このヴァイオリンはただものではないな、
グアルネリなど質入れなんて、泥棒が盗んで入れたの
ではないか」とおまわりさん。

そこへあらわれた当人クライスラー。
「これは私のです、今からコンサートでいるので
借りにきました。ギャラでまた買い戻す予定です」

おまわりさん「何をふざけたことを!!」

質屋「おまわりさん、このお方は有名なクライスラーさんですよ」

おまわりさん「クライスラーだったらレコードも持っている。世界的なヴァイオリニストだからな、
なんでクライスラーともあろうものが質屋でウロウロしているんだ、こいつはドロボーだ!!逮捕する!!」

クライスラー「もうすぐコンサートはじまるんです。
急いでいるんです」
と言ってクライスラーは一曲弾きました。

うっとりと聴いてしまったおまわりさん、
「これはまぎれもなくクライスラーの演奏だ。
失礼しました。」

後年、クライスラーはこのことを得意になって
話していました。
夫人はその美人でした。

「愛の喜び」という楽しい曲もあります。
対になっています。
返信する
Fritz Kreisler plays Kreisler "Liebesleid" in 1930 and 1942 (seesaa1824)
2014-05-21 15:33:17
ベッラさん、

何処で?、何時?、どんな時? そんな事は憶えていませんが、この曲はこの人生の中で数回は聞いたことは有ります。1930と1942の録音技術の上達の所為か1942 Philadelphia(米国フィラデルフィアで録音て、事でしょうか?)の方が、生意気かもしれませんが、音質がよく感じました。

でも、こんな曲がベッラ・ライブラリーに入っているのですね? 凄い、貴方は、凄い。



返信する
お褒め頂きありがとうございます。 (seesaa1824さまへ)
2014-05-21 16:11:23
でも、みんな知っていることですよ。
「ドイツ」でなく「オーストリア」出身のユダヤ系でした。

関東大震災の直前にクライスラーは来日しています。
N女史が野村胡堂こと「あらえびす」といっしょに実演を
きいています。N女史のご主人が作曲家で、その恩師が
「軍艦行進曲」を作曲した瀬戸口藤吉先生ですが、
クライスラーと面識があったようです。

クライスラーは後年、ナチスを逃れ、アメリカに亡命
していますが、あとの演奏はその時のものです。
フラデルフィアオーケストラは世界的なレベルでしたが
、今はもうありません。
「オーケストラの少女」などハイフェッツやルービンスタイン
を映画でその素晴らしさを広め、フィラデルフィアオーケストラもその存在感を示しましたね。

ハイフェッツは親しみやすいクライスラーと違って
峻厳なヴァイオリンを演奏しましたが、
関東大震災の直後、すべてのスケジュールを
キャンセルして東京にかけつけ、慈善コンサートを
被災者のために開きました。
アンコールは「君が代」2回、被災者は「万歳!」を
叫び、押し寄せたとか。

帝国ホテルのホールの左に入ると手作りプログラムに
会えます。それが東京に行く楽しみです。
クライスラーとハイフェッツは当時の2大名演奏家
で、ともにヴァイオリンは「グアルネリ・デル・ジェス」で
ストラディバリではありません。
華やかなストラディバリに比べ、グアルネリ・デル・ジェスは強い表現力があります。

次はクライスラーの「愛の喜び」その他、いっぱいあるので。

日本にアイザック・スターンが来日した時、グアルネリ・デル・ジェスで奏でるクライスラーの名曲に涙しました。
微笑みながら弾くスターンの姿を思い出します。

ハイフェッツやクライスラーを継いだのがスターン
でしたね、素晴らしかった!!
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