9日午後2時30分頃、田島ケ原サクラソウ自生地でヒロハアマナが花開いていました。
いつものE区の群生地にまだチラホラですが白い花や蕾が遠目に観察できます。
明日以降、太陽が出て暖かい日ならば群生が見られるようになります。でも、太陽が出て暖かい事が絶対条件ですので、曇天や風が強くて寒い日には花は開かないのは見事なほどです。
ヒロハアマナの葉には白い中央脈が見られる
9日午後2時30分頃、田島ケ原サクラソウ自生地でヒロハアマナが花開いていました。
いつものE区の群生地にまだチラホラですが白い花や蕾が遠目に観察できます。
明日以降、太陽が出て暖かい日ならば群生が見られるようになります。でも、太陽が出て暖かい事が絶対条件ですので、曇天や風が強くて寒い日には花は開かないのは見事なほどです。
ヒロハアマナの葉には白い中央脈が見られる
田島ケ原サクラソウ自生地ではノウルシが全域で色々な生長段階の芽生えを見せていてカラフルだ。ノウルシがサクラソウと盛りの時期がずれればいいが、同じだけにあまり増えてほしくはない。
サクラソウもアチコチで小さな緑色の芽を出し始めているが、去年より生長は遅い。去年は3月16日に初咲きが見られたが、ナカナカ暖かくならない予報を考えるとそれより遅くなりそうだ。
小っちゃな緑のサクラソウの芽生え。まだノウルシの5分の1です
ヒロハアマナもいつもの所をいくら目を凝らしてもまったく姿が見えない。晴天の暖かい日に突如として咲き誇るが、去年の8日はとても無理だ。
フキノトウはありました。フキの花茎で雌雄別株
サクラソウ自生地の北側にある旧志木街道土手の南面にはシロバナタンポポが咲き、オオイヌノフグリが群生していた。ここは冷たい北風を受けないので早春に咲く草花にとっては天国だ。
新たなAPG分類ではオオイヌノフグリはオオバコ科だ
初日に行った2年振りの熱海梅園の梅は満開を少し過ぎていた。高台から見渡すと時々小鳥が跳ね上がるようにして多く見られた。梅に鶯かと思ったがどうやらメジロだった。
鶯色というとこのメジロの色を連想することが多い
梅に鶯は早春に咲く梅と春浅いうちから鳴き始める鶯は早春のシンボルとして組み合わせられただけで実際に梅に鶯が来るという事ではなさそうだ。確かに鶯はブッシュなど閉鎖的な所に居て、蜜はなめず、めったに梅などの開けた所には来ない。竹に虎、松に鶴などと同義語のようだ。
伊東温泉2泊3日の最終日は江の島に行き、昼食後江島神社から展望台に上った。河津でも満開だったようだが、ここでも河津桜が満開でヒヨドリが吸蜜に来ていた。
ヒヨドリの得意の吸蜜姿勢。上から体を捻って花に嘴を入れている
メジロもヒヨドリも長い舌の先がはけのようになっていて、花の蜜をなめやすくなっているようだ。そう言えばオオカンザクラなどに群がり騒いでいるのはくちばしの長いこの2種だ。雀のようにくちばしが太いと花の正面からは蜜を吸えず、蜜のある根元を噛んで花を落としてしまう。
長いくちばしの先は花粉で黄色くなっています
オオブタクサが双葉を広げて芽生え始めました。
双葉を広げたこの段階では何の芽生えなのか分かりにくいが、オオブタクサは種子を保護してくれた木化した総苞をつけているものがあってすぐ分かる。この写真でも3個がみえる。
それにしてもこの芽生えが半年くらいで2メートルくらいまで伸びるのだから驚異的だ。大きいものは3メートルにもなる。
この芽生えは昨年除去した範囲外だがすぐに中にも出てくるだろう。どんどん抜いていかないとすぐに一面に繁茂されてしまう。
半逆光をうけて輝き、花園のようなノカラマツの若葉達
ノカラマツやノカンゾウはハッキリそれと分かる芽生えです。
ノカンゾウの若葉
帰り際にクヌギの木を見上げると白い腹が見えたのでカメラを向けたがこの鳥は意外に逃げる素振りは全くなかった。調べてみるとホオジロ科の冬鳥のカシラダカのようだ。
冠羽があるのが特徴のカシラダカ
春分以来のサクラソウ自生地は思ったより雪が少なかった。
途中秋ヶ瀬緑道陸橋のたもとのトウネズミモチの太い枝が何本も折れているのにびっくり。雪の重みに耐えられなかったらしい。
サクラソウの芽生えは早咲きのA区に3~4株見られた。相変わらずノウルシは全域で見られ、早生はもう緑の葉を広げ始めている。アマナ、ノカンゾウの
芽出しも多く見られる。
サクラソウの芽生えとノウルシ
ノウルシのちっちゃな赤い芽生えから生長の3段階が見られます
ノカラマツは他ではあまり目につかなかったが、A区ではびっしり芽生えていて何となく安心した。2012年の環境省のレッドリストでは絶滅危惧第Ⅱ類(VU)でサクラソウより絶滅危惧度は上になってしまった。
ハンノキは黄色い花粉を飛ばし始めています
一番雪が残っていた公園側の北観察路