処方されたのはフォシーガ錠10㎎、物の本によると心不全の治療薬として新しく登場した特に注目されている3つの内の一つの薬のようだ。SGLT2阻害薬の一種で尿から糖を排泄させる薬で血糖値を下げ、体の余分な水分や塩分を排出する作用があるという。
効能効果を調べると「慢性心不全(ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)とか「効果不十分時は経過を十分に観察しながら1日1回10㎎に増量可」とか重大な副作用には「脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・感染症等を発現した例が報告」とか重大な事が書かれていた。
結構大きなボラの稚魚のようだ。大挙してすぐ上流のよどみに群生している
確かに最近は比較的症状の軽い人にも広く使える薬との説明もあった。でも、心不全とか腎機能の低下とかとの症状は説明された事も無く、いきなりの処方には納得できなかった。それに最初から10㎎とは乱暴ではないかとの疑念も湧いてきた。
今迄の診察時の言動もとにかく同僚の外科医の影響がかなり強いという感じがあった。そして初めから10㎎というのも15㎎の血液サラサラの薬を飲んでいるから強い薬にも抵抗がないだろうとの軽い気持ちのような気もする。でもこれは前任の先生から「心房細動の怖いのは血栓が大きい事です。長嶋、小渕首相のように重症化しやすい。一般的な10㎎でもいいですが、アメリカでは殆ど15㎎なので、肝臓さえ悪くなかったら15㎎をお勧めします」と言われて、薬を飲んでいて脳梗塞を発症したらバカみたいなので納得して15㎎を処方してもらっていた。
色々調べても、とにかくこの薬は飲むべきではないとの結論に達した。
落としてもももう安心。逃げられない陸上です