フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

シロバナタンポポは今日はもちろん閉じていました

2008年12月09日 19時28分22秒 | 花の和名
南区の鴨川土手下に陽射しが暖かった7日シロバナタンポポが2輪咲いていた。暖地では12月頃から咲きだすというから間違いなく温暖化の影響だろう。

シロバナタンポポは何らかの原因で本来の色素を無くした単なる白花品ではなく、学名を持つれっきとした独立種だ。
総苞の角状突起の他、葉の切れ込みは浅く薄い緑色で葉柄や葉脈がほとんど紫色を帯びないなどの特徴があり、花径は約5㎝と大きい。

白花品は多い少ないを別にするとほとんどの種にみられると言われるが、独立種でシロバナがつくのはシロバナサクラタデ、シロバナエンレイソウなどがポピュラーだ。
今日行ってみるともちろん閉じていたが、総苞が開き気味で先端の三角形の角状突起がハッキリ分かった。


クコとスズメウリの実が自然界の宝石店を形作っていました

2008年12月07日 19時07分43秒 | 花の和名

晴天で風が強めだった今日は堤防上から富士山が大きく見え、上流方向には青い山並みの上に白く雪をかぶった山も見えていた。

今、土手や河川敷にはクコの群落が多い。枯葉色の中に緑の葉を茂らせている。
クコはナス科クコ属の落葉低木。花径1㎝くらいの花はナス科を納得させる薄紫色で美しい。
今日辺りそろそろ紅い艶のある実が見られる頃と、ゆっくり走っているとあった。弓なりの枝にたくさんの実をルビーのように輝せていた。

よく見ると灰白色のスズメウリの実も垂れ下がっていた。
期せずしてルビーとムーンストーンの自然界の宝石店が現出したが、うまくカメラに収めるのは難しかった。



堤防の斜面にはハルジオンが陽光に輝いていました


久し振りの東御苑は初冬のたたずまいでした

2008年12月05日 10時55分16秒 | 花の和名

パソコンのトラブルがようやく解決したので少し前の話だが載せてみる。
火曜日に久しぶりに東御苑を訪ねると、雑木林の紅葉は枯葉に変わりつつあり林の中の小道には枯葉が敷き詰めていた。

ツワブキの黄色い花もほとんどが終わりに近く10月桜も寒空にチラホラだった。


後ろの紫の実はムラサキシキブでしょうか

先日採ってきたムーンストーンにも例えられるスズメウリの果実を開いてみた。
中の液はサラサラして匂いはあまりない。しいて言えばやはりウリに近いか。種子はゼリー状の軟らかい半透明の物質に包まれている。ゼリーを崩すと種子も付いてきて全体が壊れ、果実の中での正確な付き方は見られなかった。


犬の顔のようにも見えますが、種子は縦に並んで付いているようです

一つひとつの種子は縦7㎜、横が4㎜くらいのスイカの種状で一つの果実に15~20個くらい入っていた。