フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

芒種のサクラソウ自生地模様

2014年06月07日 10時24分37秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

雨に濡れた自生地からは相変わらずオオヨシキリのさえずりが聞こえ、駐車場の植え込みのてっぺんではホオジロが透き通った声で鳴いていた。

 
ホウジロとキタキチョウは強い雨や長雨が可哀想

イヌヌマトラノオが花を開き始めていた。ノジトラノオらしきもあり、ヌマトラノオらしきもあった。そしてオカトラノオに似た花穂もあった。サクラソウ科オカトラノオ属は雑種を作りやすく、代表的なのはオカトラノオとヌマトラノオの雑種のイヌヌマトラノオだ。
観察会で出会ったノジトラノオとその交雑種たち 10年7月3日を参照ください。
(下の写真は花穂の先が垂れて花付もよく、裂片も細くノジトラノオの特性を持っている。)

ウマノスズクサが独特の花をつけ始め、近くではトモエソウが蕾を膨らませていた。
ヒルガオの夏の暑い日にたくさんの花を咲かせる姿にはうんざりするが、雨を含んだ花は新鮮で美しかった。
ノビルが自生地のアチコチで花を咲かせ、珠芽(むかご)をつけていた。

  
左からウマノスズクサ、ヒルガオ、ノビル


熊四郎山の早朝散歩で高山植物3種に出会いました

2014年06月04日 17時21分05秒 | 観光旅行

最終日は早朝に熊四郎山の散歩道を歩いてみた。山田峠方面へのハイキングコースは今年はまだ未整備で途中から雪に閉ざされていた。熊四郎山の散歩道は階段が多いがよく整備され万座温泉宿泊客には手頃の散歩コースだ。

熊四郎山展望所より万座温泉・湯畑方面を俯瞰

熊四郎山の中腹辺りの岩礫地に小さな白い花がたくさん咲いていた。近くに「このあたりに生えている高山植物はもとは北極からやってきた貴重な植物なのです。」の看板があった。高山植物らしい花に出会えたのは今回これが初めてで非常に嬉しかった。花をつけていたのはミネズオウ(峰蘇芳)で、線形の葉をいっぱいに付け小さく直立していたのはガンコウランだった。岩高蘭は常緑小低木で雌雄異株、新しいAPG分類ではツツジ科に含められたようだ。

ミネズオウの群生と円内は花のアップ


ガンコウランの花は終わったようでした

そして少し先に行くと咲き残ったらしいイワナシの花にも出会えた。岩梨もツツジ科の常緑小低木だが鐘形の花冠は長さ1㎝くらいで長楕円形の葉は長さ4~10㎝と大きい。液果がなしの味がするのが名の由来という。

さいたま市の荒川堤と水田の花のHPでミネズオウの詳細をご覧ください。


標高1800mはいまだ道路際に雪が残り早春そのものでした

2014年06月02日 21時57分22秒 | 観光旅行

万座温泉の2日目は聚楽の周囲をウグイスの声を聞きながら早朝散歩をした。さすが海抜1,800mで雪渓が残りまだ草花はタンポポくらいしか見られなかった。
今日も天気に恵まれ、白根山では弓池をゆっくり一周して景観を楽しみ、ロープウェイの山頂駅に向かった。ロープウェイをまず下りて行くのは初めての経験で、谷の深さが怖いほど実感できた。武具脱(ものぬぐ)の池の木道を歩いてシャクナゲ、ワタスゲなどと出会い、木道に腰を下ろしてのおにぎりの味は格別だった。

道路のノリ面の小さな枯れ枝?これから葉がでるのでしょうか、虫こぶのような朱が鮮やかでした

イワツバメの群舞は実に素早く、断崖付近でやっと写せました。腰の白いのがイワツバメの特徴


液晶ディスプレーではうまく撮れたと思ったのに・・・・・・・

 
武具脱の池でのシャクナゲとワタスゲ


鴻巣・馬室荒川河川敷のポピー畑と麦なでしこに驚嘆

2014年06月01日 17時18分27秒 | 観光旅行

5月29日から31日まで万座温泉に行ってきた。
1日目は日本一の花生産を誇るという鴻巣のポピー畑と麦なでしこを見学した。とにかくその広さに驚嘆した。不法投棄防止のために始めて、馬室の荒川河川敷約125,000㎡の敷地に約1,000万本のポピーを栽培したという。

黄色はカリフォルニアポピー
 

赤、ピンクはシャーレーポピー

麦なでしこは24,000㎡に栽培されていたようだが刈り取りされ、1区画だけが残されていたようだ。


ムギナデシコはヨーロッパ原産のナデシコ科の1年草