最終日は早朝に熊四郎山の散歩道を歩いてみた。山田峠方面へのハイキングコースは今年はまだ未整備で途中から雪に閉ざされていた。熊四郎山の散歩道は階段が多いがよく整備され万座温泉宿泊客には手頃の散歩コースだ。
熊四郎山展望所より万座温泉・湯畑方面を俯瞰
熊四郎山の中腹辺りの岩礫地に小さな白い花がたくさん咲いていた。近くに「このあたりに生えている高山植物はもとは北極からやってきた貴重な植物なのです。」の看板があった。高山植物らしい花に出会えたのは今回これが初めてで非常に嬉しかった。花をつけていたのはミネズオウ(峰蘇芳)で、線形の葉をいっぱいに付け小さく直立していたのはガンコウランだった。岩高蘭は常緑小低木で雌雄異株、新しいAPG分類ではツツジ科に含められたようだ。
ミネズオウの群生と円内は花のアップ
ガンコウランの花は終わったようでした
そして少し先に行くと咲き残ったらしいイワナシの花にも出会えた。岩梨もツツジ科の常緑小低木だが鐘形の花冠は長さ1㎝くらいで長楕円形の葉は長さ4~10㎝と大きい。液果がなしの味がするのが名の由来という。
さいたま市の荒川堤と水田の花のHPでミネズオウの詳細をご覧ください。