画像は私の愛読書であるクリス松村著<「誰にも書けない」アイドル論>です。先日石川ひとみさんがゲスト出演したTOKYO MXの「ミュージック・モア」でクリス氏がNAVレコードについて熱く語る場面があって、「そういえばこの本にもあったような」と思って調べてみたらありました。
この本によると、NAVレコードとは「日本で初めてアイドル系のレコードのみ、しかも新人しか扱わないという形を打ち出した、現在に至るまで唯一の会社」なのだそうです。取締役を務めたのは、CBSソニーの制作部長だった方で、その人の部署がそのまま独立したようなレコード会社だったそうです。
設立されたのは1973年だそうですが、我が家には兄が買った岡田奈々さんや木之内みどりさんのレコードがあって普通に受け入れてましたから、石川ひとみさんのシングル買ったときも特に珍しいレーベルだとは意識しなかったです。
番組でクリス氏は「まったくヒット曲が出なかったレコード会社」と言ってましたが、一番のヒット曲は岡田奈々さんの「青春の坂道」、それに続くのがやはり岡田奈々さんの「そよ風と私」、次が木之内みどりさんの「横浜いれぶん」だとか。
ちなみにここからデビューしたのはこの他には小林美樹さん、荒川務さん、三木聖子さん、岸本加世子さん、リューベン、能勢慶子さんなど。同じNAVレコードでデビューした石川ひとみさんは「まちぶせ」をカバーして大ヒットしたものの、その時は既にNAVレコードは無くなっていたのだとか。ふ~む。
ということで、この本は凄くためになるので是非ご家庭に一冊はお備え下さい。実は私はこれを読んで以来、クリス松村さんのことは尊敬しております。