今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

オリーブの首飾りとかイージーリスニングとか

2020年06月27日 | 日記・雑記
「チコちゃんに叱られる」にて「なぜ手品のBGMは『オリーブの首飾り』なのか?」という話題をやってました。結論として、マジシャンの松旭斎すみえさんが使い始めたのが受けたからということだったのですが、当の本人はバラエティーなどで広く使われたことで、この曲がかかると会場に笑いが起こるようになって使いにくくなったとか。

 今回の番組で知ったのですが、ポールモーリアによる「オリーブの首飾り」はカバー曲だったのですね。これもカバーの方が有名になって、すっかりポールモーリアのオリジナルのように思われています。

 この曲くらい広く知られると、これをネタに使う人も当然います。20年ほど前に全日本キックボクシングのヘビー級チャンピオンだった力王選手は、入場テーマ曲にこれを使って大受けしたことがあるそうです。本人としては、パワーだけじゃなくてマジックのような奇抜なテクニックで勝負するというアピールだったのかもしれません。ただ、この人は怪我でしばらくお休みした後の復帰戦では、小柳ルミ子の「お久しぶりね」で登場したこともあるそうで、まぁそういう人だったのでしょう。

 格闘家で言うと、海外の人で「強いのだけどバカボンに似てる」という評判の人がいました。で、あるときの入場テーマ曲があの天才バカボンの主題歌だったので、本人は緊張しつつ真面目に歩いてきたのですが、観客の大部分は「お前、騙されてるぞ」と思ってたとか。名前忘れちゃったけど、ヨーロッパの方面の人だったような…。

 私が格闘家としてデビューしたなら、入場曲は尾崎亜美師匠の「Know-how」か、甲斐バンドの「ランデヴー」でお願いします。イントロが勢いあってかっこいい曲がいいです。ただし、体は固いし腱鞘炎持ちなので今から格闘技を始める予定はありません。

 ところで、ポールモーリアといえばイージーリスニングの大家ですが、「イージー」とはいいつつ、オーケストラサウンドは実際聞きごたえあったりします。他にはパーシーフェイスとかカラベリときらめくストリングスとかも流行りましたが、それぞれパロディがあって「ポーカー・フェイスオーケストラ」とか「カラベリときらめくクリ…(以下自粛)」とかいうネタが天才秀才バカであったような。

 かのアホの坂田師匠は、ポールモーリアを歌手だと思ってたらしく、弟子に「ポールモーリアが流行ってるらしいからレコード買うて来い」と言って、実際に聞いてみたら「アホ、お前これカラオケやないか!」と怒ったとか。さすがです。「坂田と言わず『アホ』と呼んで下さい」というだけありまして、大御所になってもその姿勢は尊敬に値します。いや、本当に。