「らじるラボ」とは、NHKラジオ第一の午前の生ワイドですが、昨日たまたま「ドゥ・ザ・シャッフル」というコーナーを聞きました。これは、その日のゲストの音楽プレイヤーに入っている曲をシャッフル再生してもらい、1曲目に出てきた曲について語るというものです。
「へぇ~、面白そう」と思ったのですが、昨日のゲストは陸上の為末大さん。この人は音楽再生専用のプレイヤーは持っておらず、スマホにも曲は入れておらず、音楽はYouTubeで聞いているのですと。この時点で既に企画は破綻しているのですが、それならばと強引にそのまま進めることに。
好きなのはテレサテンの曲ということだったので、YouTubeで彼女の曲を再生することにして「では83曲目」と適当に指定。果たして出てきたのは「ふたたび」という曲。「ご存じですか?」「いや、この曲知りません。」ということで、グダグダなコーナーになってました。NHKでもこんなことやるんですね。ややこしいのは、テレサテンには「ふたたびの」という曲もあるそうで、この「ふたたび」はそもそもあまり知られてないのかも。
それはそうと、シャッフルで出てきた1曲目について語るというのは面白いと思ったので、さっそく真似してみました。私の愛機は、3年ほど前に買ったGREEN HOUSEのMP3プレイヤーで容量は8GB。相当いろんな曲が入ってます。
早速シャッフル再生にして1曲目に出てきたのは、いきなり大歓声が聞こえてきたのでライブ音源。「なんだっけ?」と思ったのですが、これが甲斐バンドの「シネマ・クラブ」でした。「サーカス&サーカス2019」を入れてあったんですね。
ということで、この曲について語ります。これは元々甲斐バンドの5枚目のアルバム「誘惑」に収録。A面とB面をFast Side/Slow Sideと名付けてたような記憶があります。そのB面の4曲目がこれ。「若いこだま」だったか「サウンドストリート」だったか忘れましたが、甲斐さんが「ちょっと風吹ジュンを意識した」と言ってたような言ってなかったような。これも定かではありません。
そしてこのライブ音源は、1979年に行われた初の武道館公演にて収録されたもの。甲斐バンドとしては珍しくホーンセクションも入ってい編成で、この演奏は珍しいと思います。間奏のトランペットもバッチリだし、何よりも大森さんのギターソロが美しいというか、音色といいディレイの感じといい、当日その会場にいた女性はみんな「あげてもいい…」と思ったことでしょう。(意見には個人差があります。)
なお、甲斐バンドには「最後の夜汽車」という曲がありますが、リズムを3連にして出だしをシャウトするとこの「シネマ・クラブ」になるような気がします。
それはそうと、「らじるラボ」の「ドゥ・ザ・シャッフル」はいつもはちゃんと成立してるのでしょうか???