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テレ朝「警視庁アウトサイダー」終了しました(ネタバレあり)

2023年03月04日 | ドラマレビュー

 

 テレ朝にて木曜夜9時から放送の「警視庁アウトサイダー」が早くも終了しました。初回レビューにも書きましたが、タイトルだけ見た感じでは「大都会」的でダークなハードボイルドを予想してて、そういう部分も少々ありますがかなりコミカルな部分もあって、私はそこが楽しめました。ということで、以下はレビューですがネタバレありですのでご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 主演が西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌ですが、この三人は凄く良かったです。西島は大体どんなのでもやるだろうと思い、濱田岳も今回の何を考えてるかわからないタイプは得意そう。上白石萌歌は「ちむどんどん」でのイメージが悪すぎて私はちょっと苦手だったのですが、今回は面白かったし好演だと思います。あの突然スイッチが入って演劇部モードになるあれはなかなかのネタだったので評価します。あれを、違和感なくできるのは若手女優では彼女だけかも。それにしても、役者さんの印象まで変わってしまうので、やはりドラマは脚本が大事ですね。

 最初の予想としては、濱田岳扮する署のエース刑事の正体が誰なのか、他人になりすましているのは何の目的か、善人か悪人か、という事で最後まで引っ張るのかと思ったら、本当の闇は他にあって、その正体はすぐわかりました。これは意外。

 10年前の冤罪事件とその背景が主要なストーリーだったわけですが、そこは黒幕が早めにわかったし、謎解き自体がメインな話ではないと見受けました。実際人間関係もちょっとわかりにくかったし。

 そこをそんなに重視せずとも、警察署の中とか、聞き込みに行った先とか、いろいろ出会う人があれこれ面白かったので、その辺は毎回楽しみでした。謎の缶コーヒーのネタも面白かったし。あれは見続けてないとわからないですね。

 あとは、元マル暴の刑事でありながら血を見ると気を失うというネタとか、上白石との「え?」「えって言うな。」というやり取りは最後まで生きてたし、「よりによって一本背負いで投げ飛ばすとは何事だ!」「いえ、あれは山嵐という技で。」というのも受けました。

 ということで、主要な3人のキャラが凄く魅力的に描けていたことと、もちろん役者さんたちの自然な熱演(って、変か?)が素晴らしかったです。ストーリーの割には、終盤もあんまり緊迫した感じにならなかったのは狙ったのかそうでないのかはわかりませんが、個人的には良かったと思います。今期のドラマでは一番気に入ってたので、早々の終了は残念ですが原作も人気作のようですし、続編があるなら私は見ます。再放送あればそちらも見るかも。まずはいいものを見せて貰えました。出演者と制作者にアッパレをあげましょう。