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朝ドラ「本日も晴天なり」終了しました

2023年03月27日 | ドラマレビュー

 
 BSPでの朝ドラアンコール放送「本日も晴天なり」が終了しました。そもそもは、1981年10月開始の朝ドラで、これの前が「まんさくの花」(主演:中村明美)、次が「ハイカラさん」(主演:手塚理美)という、そういう時代でした。さらにいうと、「本日も晴天なり」開始の1981年10月5日は、石川ひとみさんのシングル「三枚の写真」が発売された日。世間では「ルビーの指輪」が大ヒットしてたかと思います。

 このドラマのヒロインは原日出子。番組サイトによると「NHKのアナウンサーをふり出しに、戦後はルポライター、そして作家へと、激動の時代に自分の生きる道を探し出し、歩んでいくヒロイン・桂木元子。生きがいを追い求め、意欲を持って生き抜く女性の姿を、昭和の世相をからめながら描く奮闘記。」ということでした。

 共演は、父親が津川雅彦、母が宮本信子、夫が鹿賀丈史、叔父が上條恒彦、父の店の職人が小松政夫、家の手伝いが菅井きん、その他近所の人が犬塚弘、牧伸二、左時枝、木の実ナナなど、なかなかの芸達者揃い。

 それで面白かったかというと、最初の二ヶ月くらいは結構面白かったです。戦時中に女子放送部員としてNHKに就職し、戦後男性アナウンサーが復員してきたことから自分たちが使い捨てにされることに反発し退職、その後は結婚や出産を経てルポライター、作家へと転身し最後は自身の本を出版して終了と。

 実際にすごく面白かったのは、戦時中と終戦時の緊迫感、そして戦後生き延びるためにあれこれ商売をやったりしたあたりまでで、夫の松江の実家に行くようになった頃からつまらなくなりました。モデルとする人物がいたので、それに忠実なストーリーにしたのかもしれませんが、どうせならもっと波瀾万丈にしたら?と今になっては勝手な事を思いますが、朝ドラがそういうものではない時代だったのかもしれません。

 あとは、意外なところで注目の若手女優が出てて、義理の妹が田中美佐子、成長した娘が川上麻衣子、仕事の関係者で坂上味和さんなど見られました。田中美佐子はこの時から上手だったし、川上麻衣子は可愛かったですね。

 それと忘れてはいけないのがテーマ曲。三枝成彰作曲ですが、派手なスラップベースがバンバン入ってて、劇中のBGMでもベースソロがあったりしました。「これ、誰?」と思い、私は「ナルチョ疑惑」と名付けたのですが、Twitterで詳しい人が教えてくれて、演奏は確かにナルチョこと鳴瀬喜博さんだそうです。この年には初のソロアルバムも発売してたし、乗りに乗ってたのですね。それにしても、このプレイには驚きました。

 この作品はDVD未発売だそうで、まずは半年間全話見たのは貴重な経験だったかも。そして来月からはいよいよ「あまちゃん」です。