近田先生の「グループサウンズ」を読みましたが、その中で取り上げられてる曲でも聞いたことないのがかなりあって、一体GSはSpotifyにあるのか?というのを調べてみました。
すると、グループ別では、なんとタイガースとスパイダースがまったくありません。タイガースに関しては「世界はボクらを待っていた」という本を読んで、「ヒューマン・ルネッサンス」に関心を持ったのですが、もちろんそのアルバムも無し。ただ、このアルバムについては、水谷公生さんが「あれも僕が結構弾いたんじゃなかったかな。」とインタビューで語ってたので、ご本人たちの演奏がどれくらい採用されてるかはわかりません。
あとは、ベストアルバム1枚のみというグループが多い中、ゴールデン・カップスとワイルド・ワンズはオリジナルアルバムも結構ありました。あとは、意外にもテンプターズも数枚。私としては、グループサウンズというくらいなので、実際本人たちの演奏を聞いてみたいのですが、後期のアイドルチックな人たちはなかなか自分たちでは弾かせてもらえなかったのではないでしょうか。その辺は実際どうなのでしょう。
そんななので、まずはあるものからということでカップスを聞いてみたら、結構いいですね。ファンが多いのもわかります。近田先生の本も売れてるようだし、タイガースは無理でもスパイダースはサブスク解禁して欲しいと思う次第です。
タイガースは岸部シローさん以外はみんな健在だけど、ややこしい人が何人かいて難しそう。スパイダースは、ムッシュも井上尭之さんも亡くなってしまいましたが、あのバンドはみんなスパイダースの事が好きな感じが伝わってくるので、特に井上順さんなどは喜んで解禁に賛成しそうですけど。もしやネックは昭ちゃんでしょうか。
それでGSというと、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドが1976年に発売した「GS」というカバーアルバムがSpotifyにありました。オリジナル歌手も何人かゲストに入ったりしてますが、全般的には各グループの代表曲が収録されています。驚くのが、ほとんどの曲がかなり原曲に近いアレンジになってること。変えてる曲は、そのままやるとロックじゃない感じだったからでしょうか。
とはいえ、もしかして私の探し方が悪いだけかもしれませんので、関心のある方はあきらめないで探していただければと。近田先生の本は売れてるそうですし、レコード会社は便乗していろいろビジネスできそうですけどね。私も聞きたいし。