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プリンプリン物語にもいろいろありますので

2023年01月07日 | 石川ひとみ

 

 NHKFM歌謡スクランブルの「プレイバック70年代」という特集で、石川ひとみさんの「プリンプリン物語」がオンエアされました。これはご存じ人形劇の「プリンプリン物語」のテーマ曲なわけですが、その主役プリンセス・プリンプリンを演じた石川ひとみさん本人が歌ってます。

 Twitterでの反応を見ると、「懐かしい」という声とともに「VTRから録ったような音」「音が小さい」「音が悪い」という声も見受けられました。それもそのはずで、今回は「オリジナル版 懐かしの人形劇テーマ大全(1956~1982)」というCDからのオンエア。

 この「プリンプリン物語」のテーマ曲には様々なバージョンがあり、整理すると以下のようになります。

a.TVのオープニングで使用されたもの
b.石川ひとみさんがシングルで発売したもの(サブスクにあり)
c.「THE REBORN SONGS~すずらん~」のカバーバージョン(サブスクにあり)
d.「With ~the best of 一五一会」のアコースティックバージョン(サブスクにあり)

 今回のオンエアはaであり、番組のオープニングで使われた1コーラスだけの歌詞も短いバージョン。世間一般では一番お馴染みかと思います。bは放送開始後に石川ひとみさんがシングルで発売したもので、Aメロが倍の長さで2コーラスあります。いわばフルバージョン。彼女のベストアルバムにも収録されています。cは彼女のデビュー35周年記念アルバムに収録されたセルフカバー。近年、イベントのステージでこれを歌う時にはこのカラオケを使っています。dは一五一会という楽器のみで演奏された、いわゆるアコースティックバージョン。

 今回はaのオンエアで、それも前述の人形劇のテーマ曲集からでしたから「音が悪い」という意見もごもっとも。ただ、これをちゃんと聞きたい場合はどうしたらいいかというと「プリンプリン物語 ソング・ブック」というCDがちゃんと出てますので、こちらを入手すれば吉。

 私は人形劇大全とソングブックの両方を所有しておりますので聞き比べてみたところ、確かに人形劇大全の方はテレビの音声を録音したのではないかと思うほど音質は良くないです。ソングブックの方は、音声こそモノラルですが音質はクリア。このCDには上記bのシングルバージョンも収録されていますし、B面の「ハッピーアドベンチャー」も聞ける凄く楽しいアルバムです。それこそ「お金さえあれば~ なんでも手に入る~♪」という世の中なのです。(もちろんこの「世界お金持ちクラブの歌」も収録されています。)

 さて、この「プリンプリン物語」のテーマ曲を石川ひとみさんのシングルの発売順に含めるかどうかというのは、研究者が集まる学会でも意見が分かれるところですが(本当か?)、私は含めない派。あの大ヒット曲「まちぶせ」は、これを含めると11曲目、含めない場合は10曲目となります。これはキャンディーズのシングル曲として「つばさ」を含めるかどうかという件と並んで、アイドル歌謡界での論争の素となっています。(本当か?)

 何はともあれ、今回は当時の雰囲気を伝えようと、選曲者があえて人形劇大全からオンエアしたと解釈しましょう。このバージョンはサブスクにはないですし貴重といえば貴重。それにしても、NHKは「プリンプリン物語ソングブック」を持っとらんのか?


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