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あれは脚本家の経験によるものでしょうか>プリンプリン物語

2024年12月03日 | プリンプリン物語

 昨夜の「プリンプリン物語」の話。収容されていたモンキーを連れて帰るため、プリンプリンが動物園のエラい人に相談したところ書類地獄になるという場面がありました。

 というのも、エラい人は「話を聞くとお前さんの猿にちげーねえ。今日のところは連れて帰ってよいから簡単な手続きを。」と言ってまず書類第一号。

 それは「私は猿を連れて帰ります。」という内容のもので、プリンプリンはそこにサインと捺印を求められます。が、印鑑は持っていないというとエラい人は「では拇印(ボイン)を。」と。

 そこで拇印を押して帰ろうとしたところ、書類第二号が登場。「これが印鑑なら問題ないのだが、拇印なので『先ほどの書類の拇印は私の拇印に間違いありません。』という書類にサインして」と。

 それでサインしたところ「ではそこに印鑑をどうぞ。」と。当然印鑑はなく、またそこに拇印を。するとそこにまた書類第三号が出てきて「先ほどの書類の…」と。

 結局書類第四号で「以下同文」と出た時点でプリンプリンがブチ切れてエライ人が引っ込むわけですが、エライ人曰く「わたしゃ書類がだ~い好き。だって出世したんだ。」ですと。

 これは脚本の石山透先生がどっかのお役所で同様の目に遭ったものと推察します。当時は印鑑の重要性が今よりはるかに根強かったと思われ、印鑑を持ってないとあれこれ面倒だというのを強く訴えたかったものと。あるいは、当時なにかそういうもめ事が話題になってたのかも。

 それを考えると今はサインだけで済むケースが多くなっている気はします。が、仕事の書類でもメールで送られてきたPDFファイルをプリントアウトして捺印し、それをスキャナで読み込んで返信し、紙の書類の方は郵送なんてことがありました。で、しばらくしたら「印影が欠けてた」と書類が返送されてきてまたやり直した経験も。

 と、考えたら頭にきた経験は私もありますね。まあ昨日の話は面白かったからいいですが。ついでに「プリンプリン ボインボイン」というネタも許します。堂々とセクハラが出てくるのがさすが「おとなの人形劇」ですね。


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