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宇江佐真理
『竈河岸-髪結い伊三次捕物余話』★★★
作者逝去のためシリーズ最終章
宇江佐さんを知ったのが昨年で、まさか亡くなっているとは思わなかった。
矢沢と同じ歳ですから!生きていてもおかしくない。
文庫本の記述で知り本当に残念に思った。
ご冥福を心からお祈り申し上げます。
標題の「竃河岸」何と読むでしょう?
https://edo.amebaownd.com/posts/4684287
何だか古地図片手にお散歩したくなる。そんな気分
結構な厚みの文庫本で、終わるのが惜しくて仕方なかった。
最後の最後はニ度読みしての終焉
これで永遠にみんなそれぞれが架空の世界へ解き放たれた。
◆お江戸?なぞワード◆
二六時中
昔、1日が12刻であったところから終日
一日中。また、いつも。
「二六時中警戒にあたる」→四六時中
江戸時代の時刻の制度は、日の出と日没を境に、昼夜をそれぞれ六つに分け、
1日を12刻であらわしていた。
これを、子(ね)の刻、午(うま)の刻などと十二支で呼んだほか、
真夜中の午前0時ごろを九つとして、八つ、七つ、明けの六つ、五つ、四つ、
そして正午ごろを九つとして八つ、七つ、暮れの六つと数字で呼んでいた。
六つとか五つとかの数字は時を知らせる鐘をならす回数からきている。
夜鷹
江戸には、吉原や岡場所のほかに、路上で商売をする遊女もいた。
現代でいう娼婦で、彼女らはそう呼ばれた。
夜鷹は所変れば名も変り、京都では「辻君」、大阪では「惣嫁」と呼ばれた。
江戸で夜鷹と呼ばれた由来をめぐっては、さまざまな説がある。
一説には、夜鷹は夜に活動するので、夜に営業する彼女らの様子が、
鳥の夜鷹の習性に似ているからだという。
舟饅頭
江戸の海辺で小舟で売春した私娼
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最後コレで〆てよいのかしら(笑)
宇江佐さん次作は『余寒の雪』予定*
なぞワードもまだまだ出てくるはず。
シリーズ物としては「泣きの銀次シリーズ」「古手屋喜十為事覚えシリーズ」
それ以外だと4、50冊ぐらいある。
なので楽しみはまだまだ続く。
宇江佐の輪は私から3人
地元のお友達、同年代の知人、読書好きな知人が手に取ってくれた^^
https://books.bunshun.jp/articles/-/4470
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