私がギターを始めたのは中学2年の頃で、当時流行っていたグループサウンズに影響されて、親にねだって全音のクラシックギターを買ってもらいました。同級生でも、その頃からギターを始める者が何人もいました。みんな、童謡や古賀メロディの教則本で、メロディを弾く練習を始め、その後、明星や平凡の付録の歌本で、流行の歌謡曲にチャレンジするというのが常道でした。
「ヤングセンス」という画期的なギター教則本が発刊されたのも、ちょうどその頃でした。なにが画期的かというと、コード理論や奏法をわかりやすく図解し、最新のヒット曲を課題曲にして、弾き語り中心の編集内容になっていたことです。
しかしながら「ヤングセンス」には、弊害もありました。弾き語りをする場合、最低限CメジャーとAマイナーのスリーコードを押さえられることが前提となります。ここで問題なのは、Cメジャーのスリーコードに、Fコード(人差し指バレーフォームの)が含まれていたことです。これが素人には、なかなか押さえられないのです。
このFコードに出会ったために、ギター人生を挫折せざるを得なかった友人を、私は何人も知っています。運良く私は日頃の鍛錬が奏効し、なんとかFの障壁を乗り越えることができました。
今は下手の横好きで、カントリー・ブルーズや、デルタ・ブルーズなどを、シコシコと弾いて楽しんでいます。
Fで挫折した友よ、ブルーズには、バレーコードなんて出てこないので、ギターを持って再び立ち上がれ!
「ヤングセンス」という画期的なギター教則本が発刊されたのも、ちょうどその頃でした。なにが画期的かというと、コード理論や奏法をわかりやすく図解し、最新のヒット曲を課題曲にして、弾き語り中心の編集内容になっていたことです。
しかしながら「ヤングセンス」には、弊害もありました。弾き語りをする場合、最低限CメジャーとAマイナーのスリーコードを押さえられることが前提となります。ここで問題なのは、Cメジャーのスリーコードに、Fコード(人差し指バレーフォームの)が含まれていたことです。これが素人には、なかなか押さえられないのです。
このFコードに出会ったために、ギター人生を挫折せざるを得なかった友人を、私は何人も知っています。運良く私は日頃の鍛錬が奏効し、なんとかFの障壁を乗り越えることができました。
今は下手の横好きで、カントリー・ブルーズや、デルタ・ブルーズなどを、シコシコと弾いて楽しんでいます。
Fで挫折した友よ、ブルーズには、バレーコードなんて出てこないので、ギターを持って再び立ち上がれ!