★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

古代遺跡ビートルズ

2024年12月18日 22時37分41秒 | 徒然(つれづれ)
 世界の七不思議のひとつピラミッド。
 その古代文明の遺跡は、今も考古学者のロマンを掻き立てずにはいられないようだ。
 ピラミッドにまつわる謎の多くは、発掘調査により解明されてきたけれど、まだまだ未解明の謎は少なくない。
 
 1973年に解散したビートルズも、ある意味、音楽シーンにおける古代遺跡のようなものだ。
 その謎ともいうべき、数々のエピソードや写真、映像は、現在に至るまで、考古学者ともいうべき、ビートルマニアによって発掘されてきた。
 ピラミッドと異なるのは、その謎がほとんど解明され尽くした感があることだ。
 
 現在も発表されるそれらは、すでに誰かが過去に発掘、発表したものがほとんどで、その補足、補完的なものだろう。
 それでも、我々ファンにとっては、届いていなかった情報も多々あり、それはそれで喜ばしいことだ。
 
 そんなビートルズ遺跡の発掘調査と並行して、コレクターは遺物である音源集めに奔走し、プレイヤーは遺物の復元ともいうべき、コピー演奏に余念がない。遺跡巡りのツアーを敢行するファンも少なくない。
 アプローチの仕方はそれぞれだけど、私にとっては、その情熱たるや羨ましい限りだ。

 ビートルズ解散後、ポールはウイングスを結成し、ジョンやジョージ、リンゴもソロで活動して、アルバムも発表していたが、私にしてみたら、" 元ビートルズ・メンバー " という位置づけで、" ビートルズ " という認識はなかった。

 それぞれのアルバムも聴いたけれど、4人の化学反応によって作り出された、ビートルズという化合物ではなく、それぞれ、オレンジやグレープ、レモンジュースといった感じで、ミックスジュースたるビートルズとは別物だ。 

 もちろん、曲の良し悪しとは別問題で、それぞれの曲にはそれぞれの素晴らしさがある。

 後年、ジョージとポールそれぞれのコンサートにも行って、彼らが歌うビートルズ・ナンバーを聴いて、それなりに興奮したが、それはビートルズサウンドとは明らかに異なっていた。

 昔聴いたレコードのビートルズが、やっぱり私にとってのビートルズだ。
 純然たるリスナーの私は、今もそんな遺物を聴きながら、悠久のロマンでもないが、過去のノスタルジーに浸っている。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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