ラーメン業界では、数年前から魚介系醤油豚骨味というのが、ジャンルとして定着した感がある。
その波はカップラーメンの世界にも浸透してきた。コンビニにもいろんなメーカーのものが並んでいる。
何種類か買って試食したが、どれひとつとして、ラーメン店の味に匹敵するものはなかった。
当然といえば当然だが、ラーメン店の秘伝の味をカップ麺で出せるはずもない。
醤油の配合はまだしも、魚介と豚骨の配合は、それで食っているラーメン店に及ぶべくもない。
売れるのはその価格故だと思われる。100円や150円なら、旨くなくても元々だという先入観と諦め感に負うところが大きいのだ。
そこで私なりに考えて試したのが、魚介系醤油豚骨ラーメン(もちろんカップ麵)はやめて、醤油豚骨ラーメンにして、あるものと一緒に食べる方法だ。
これにより、ラーメン店の魚介系醤油豚骨味に近くなったと思える。
その、あるものとは、ズバリ、じゃこ天だ。
コンビニでも売っている、小魚を骨ごとすり潰して揚げた安い練り物だ。
マイフェイバリットは、ローソン100の、愛媛は八幡浜の「八水じゃこ天」だ。
これを醤油豚骨ラーメンと一緒に食べると、ラーメン店の魚介系醤油豚骨ラーメンに近い味になるのだ。
食べ応えのあるじゃこ天は、チャーシュー代わりにもなるし、一石二鳥だ。お試しあれ。