会社に常備している防災セットの中の、非常食の5年の有効期限が来月に迫ったので、交換品が支給された。
元から入っていた缶詰のパンとレトルトの五目飯、ペットボトルの水は、各自で試食するよう指示があった。
早速、家に持ち帰り試食した。
缶詰のパンは乾パンではなく、柔らかいパンだ。チョコチップが入ったパンは甘さ控え目だったが、充分小腹は満たせるボリュームだった。
レトルトの五目飯も薄味だが、家にあった缶詰のサバの蒲焼と一緒に食べたら、事のほか美味だった。
非常食というからには味は二の次で、生命維持の目的で、かつ保存期間を考慮して作られているものとばかり思っていたが、ちゃんと味にも心配りがなされていた。
ふと、10年ほど前に股関節の手術で入院した時の病院食を思い出した。
あの病院食も、巷の定食屋に負けないくらいの旨さだった。
まだお世話になったことはないが、きっと刑務所の囚人食も旨いのではないだろうか。
非常食や病院食も、今では機能はもちろん、味まで追求できる技術水準に達したということか。
あと残すところは、宇宙食の味の向上だけかもしれない。
元から入っていた缶詰のパンとレトルトの五目飯、ペットボトルの水は、各自で試食するよう指示があった。
早速、家に持ち帰り試食した。
缶詰のパンは乾パンではなく、柔らかいパンだ。チョコチップが入ったパンは甘さ控え目だったが、充分小腹は満たせるボリュームだった。
レトルトの五目飯も薄味だが、家にあった缶詰のサバの蒲焼と一緒に食べたら、事のほか美味だった。
非常食というからには味は二の次で、生命維持の目的で、かつ保存期間を考慮して作られているものとばかり思っていたが、ちゃんと味にも心配りがなされていた。
ふと、10年ほど前に股関節の手術で入院した時の病院食を思い出した。
あの病院食も、巷の定食屋に負けないくらいの旨さだった。
まだお世話になったことはないが、きっと刑務所の囚人食も旨いのではないだろうか。
非常食や病院食も、今では機能はもちろん、味まで追求できる技術水準に達したということか。
あと残すところは、宇宙食の味の向上だけかもしれない。