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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

友よ、元気でやってるか?

2024年07月12日 12時06分49秒 | ビートルズ
 1973年、大学に入学した私は、ビートルズバンドを組むべく、音楽クラブやサークルを見てまわった。
 軽音楽部はジャズが中心でハードルが高過ぎて、ワンランク下の軽音楽同好会に入会した。

 来る者拒まず去る者追わずのお気楽なサークルで、ジャンルも和洋のフォークからロック、カントリーやブルーグラスまで、なんでもありだった。
 入会して気がついたのは、上級生のビートルズのコピーバンドが既に存在し、それがなかなかのテクニシャンだったんだよね。

 ギターの腕前では比べものにならないし、何よりビートルズバンドに必要なドラマーがいなかったんで、仕方なく友達とふたりでアコギバンドを組んだ。
 そこで一番最初にレパートリーにしたのが『ヒア・カムズ・ザ・サン』で、50年以上経った今でも、唯一ちゃんと弾けるビートルズナンバーなんだよね。
 ジョージ・ハリスンの曲で、『サムシング』や『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィーブス』と並ぶ名曲だ。

 バンドの相方は、ハモリが得意で、どんな歌にも的確なハモリをつけてくれた。
 彼は、ビートルズよりサイモン&ガーファンクルが推しだったので、バンドのレパートリーはビートルズとサイモン&ガーファンクルが半々だった。

 新歓コンサートでは、大学の学館ホールで、100人以上の観客の前で『ヒア・カムズ・ザ・サン』、『ホームワード・バウンド』、『アイ・アム・ア・ロック』を披露してヤンヤの喝采を浴びたものだ。

 その後、相方とは、私が麻雀やパチンコ、飲み会で忙しくなり、同好会を2年足らずで辞めて以来、疎遠になり音信不通なんだよね。
 風の噂では卒業後、地元の地銀に就職したと聞いた。

 定年後の今でも、たまにはギターを弾きながら、ビートルズやサイモン&ガーファンクルのナンバーを歌っているんだろうか。
 そして私のことも、思い出したりしているんだろうか。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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