1966年、当時ポップロックで頂点を極めていたビートルズが発表したシングルが『エリナー・リグビー』だ。
ビートルズのメンバーが、楽器を弾かず、弦楽八重奏のカラオケをバックに歌っている、珍しい曲だ。
シンコペーションのメロディラインが、なかなか歌いにくいんだよね。
私が『エリナー・リグビー』を初めて聴いたのは、その数年後、ビートルズの過去へと遡るタイムトリップ時だ。
当時は、中学生の拙い和訳能力で歌詞を訳していたけど、それでも歌われている内容は理解できたんだよね。
それまでの陽気なポップロック調の楽曲とは正反対の、孤独や貧困、死を歌った哀切なナンバーだ。
訳してみて、なんでこんな暗い歌詞の曲を出したのだろう、というのが第一印象だった。
その歌詞はさながら、演歌歌謡の世界じゃないか。
ポールが幼少の頃の生活環境の中で、それに似たような情景を目にしたのだろうか。
私の脳裏に甦ったのが、九州の辺境の片田舎での子供の頃の記憶だ。
村の辻に立っていた、傷痍軍人やゼンモンさんと言われていたホームレスの姿だ。
子供ながらに、どん底の生活を強いられた、孤独で可哀想な人々という印象を持ったものさ。
それがエリナー・リグビーやマッケンジー神父とシンクロしたんだよね。
それでも、『エリナー・リグビー』は、ビートルズの楽曲だったからか、全英ヒットチャート1位、アメリカ・ビルボードでは11位を記録した。
ほかのバンドだったら、当然、ボツになるか、発表したところで、低評価がいいところだ。
穿った見方をすると、栄華を誇っていたビートルズが、対極の貧困層を見据える視点を持っていたのが評価されたのか。
今でも、この曲を聴くたびに、子供の頃の原風景が浮かんでくるんだよね。
あの可哀想な人々は、どこから来て、どこへ行ったんだろう。
ビートルズのメンバーが、楽器を弾かず、弦楽八重奏のカラオケをバックに歌っている、珍しい曲だ。
シンコペーションのメロディラインが、なかなか歌いにくいんだよね。
私が『エリナー・リグビー』を初めて聴いたのは、その数年後、ビートルズの過去へと遡るタイムトリップ時だ。
当時は、中学生の拙い和訳能力で歌詞を訳していたけど、それでも歌われている内容は理解できたんだよね。
それまでの陽気なポップロック調の楽曲とは正反対の、孤独や貧困、死を歌った哀切なナンバーだ。
訳してみて、なんでこんな暗い歌詞の曲を出したのだろう、というのが第一印象だった。
その歌詞はさながら、演歌歌謡の世界じゃないか。
ポールが幼少の頃の生活環境の中で、それに似たような情景を目にしたのだろうか。
私の脳裏に甦ったのが、九州の辺境の片田舎での子供の頃の記憶だ。
村の辻に立っていた、傷痍軍人やゼンモンさんと言われていたホームレスの姿だ。
子供ながらに、どん底の生活を強いられた、孤独で可哀想な人々という印象を持ったものさ。
それがエリナー・リグビーやマッケンジー神父とシンクロしたんだよね。
それでも、『エリナー・リグビー』は、ビートルズの楽曲だったからか、全英ヒットチャート1位、アメリカ・ビルボードでは11位を記録した。
ほかのバンドだったら、当然、ボツになるか、発表したところで、低評価がいいところだ。
穿った見方をすると、栄華を誇っていたビートルズが、対極の貧困層を見据える視点を持っていたのが評価されたのか。
今でも、この曲を聴くたびに、子供の頃の原風景が浮かんでくるんだよね。
あの可哀想な人々は、どこから来て、どこへ行ったんだろう。
ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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