★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

『エリナー・リグビー』

2024年07月05日 17時03分13秒 | 徒然(つれづれ)
 1966年、当時ポップロックで頂点を極めていたビートルズが発表したシングルが『エリナー・リグビー』だ。
 ビートルズのメンバーが、楽器を弾かず、弦楽八重奏のカラオケをバックに歌っている、珍しい曲だ。
 シンコペーションのメロディラインが、なかなか歌いにくいんだよね。

 私が『エリナー・リグビー』を初めて聴いたのは、その数年後、ビートルズの過去へと遡るタイムトリップ時だ。
 当時は、中学生の拙い和訳能力で歌詞を訳していたけど、それでも歌われている内容は理解できたんだよね。
 それまでの陽気なポップロック調の楽曲とは正反対の、孤独や貧困、死を歌った哀切なナンバーだ。

 訳してみて、なんでこんな暗い歌詞の曲を出したのだろう、というのが第一印象だった。
 その歌詞はさながら、演歌歌謡の世界じゃないか。
 ポールが幼少の頃の生活環境の中で、それに似たような情景を目にしたのだろうか。

 私の脳裏に甦ったのが、九州の辺境の片田舎での子供の頃の記憶だ。
 村の辻に立っていた、傷痍軍人やゼンモンさんと言われていたホームレスの姿だ。

 子供ながらに、どん底の生活を強いられた、孤独で可哀想な人々という印象を持ったものさ。
 それがエリナー・リグビーやマッケンジー神父とシンクロしたんだよね。

 それでも、『エリナー・リグビー』は、ビートルズの楽曲だったからか、全英ヒットチャート1位、アメリカ・ビルボードでは11位を記録した。
 ほかのバンドだったら、当然、ボツになるか、発表したところで、低評価がいいところだ。
 穿った見方をすると、栄華を誇っていたビートルズが、対極の貧困層を見据える視点を持っていたのが評価されたのか。

 今でも、この曲を聴くたびに、子供の頃の原風景が浮かんでくるんだよね。
 あの可哀想な人々は、どこから来て、どこへ行ったんだろう。

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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「孤独」でブログ内検索を

2024年07月05日 10時40分58秒 | 徒然(つれづれ)
 このブログには、右上のほうに検索ボックスがある。
 この機能はとても便利なんだよね。

 試しに「孤独」と入力して検索してみる。
 自分では無意識に使っていた「孤独」という言葉を含む投稿が結構ある。

 孤独というか、ひとりが性に合っている私なので、さもありなんだけど、内容や考え方は一貫している。
 自身の考えにブレがないことを再認識して、妙に安心する。

 孤独が好きというのは、性格的なもので、それは生まれつきなのだろう。
 子供の時はそう感じたことはなかったけど、中学、高校時代には、人付き合いが面倒、あるいは苦手と実感するようになった。

 もちろん、まわりにはそれを感じさせないだけの理性や妥協はあった。
 特に、会社における人間関係は、協調性が重んじられるので、波風を立てて、いらぬ軋轢を生むのは本意ではない。

 そんなわけで、私が孤独を満喫できるようになったのは、定年退職後の引きこもり生活を始めてからだ。
 それについては、当ブログで何度も書いているので、再度ここで述べるのはやめておく。
 興味がある方は「孤独」で検索していただければ、孤独についての私の見解がわかるはずだ。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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