2006年7月16日 入院6日目

　朝、尿管外す。自然放尿が心地良い。
　手術後初めての便通あり。すごくスッキリ。
　車椅子は自由に使用の許可。
　シャワーを浴びていないので、体臭が気になる。濡れナプキンで体を拭く。

　夜中、また疼痛で眠りが切れ切れ。疼痛というのは、昼間は気にならないが、夜にはとても気になる。
　朝昼夜、検温、血圧測定。
　朝夕、フットポンプマッサージ。

2006年7月15日 入院5日目

　微熱のためか、朝から食欲なし。食事は無理して食べる。
　まだ痛みはなし。
　昼、麻酔とドレーンの管を外す。
　車椅子でトイレに行くも、ガスばかり大量放出。お腹がへこみ、気分は良くなった。

　夜中、患部ではなく、腰、腹筋、膝に疼痛がして、安眠できず。
　朝昼夜、検温、血圧測定。
　朝夕1時間フットポンプマッサージ。

2006年7月14日 入院4日目

　朝、目覚めても、麻酔のおかげで痛みなし。
　両足の間に脱臼防止のクッション枕挟みこみ。
　依然チューブマン状態。両足には膝までの血栓予防ストッキング。
　ベッドで上半身起こして、ロールパン2個、牛乳、バナナ、チーズの朝食普通に完食。

　患足に全荷重かけてもOKということだが、下半身に力が入らない。
　昼には看護婦の介助のもと、車椅子に乗り移り、周辺を独力で周回。
　熱が出たり(38℃)、血圧が下がったり。氷枕使用。

　昼夕食も完食。
　身体清拭、パジャマ着替え。
　朝昼夜、検温と血圧測定。
　朝夕1時間フットポンプで両足マッサージ。

2006年7月13日 入院3日目

　朝から絶飲絶食。
　左手首に点滴用の管を設置。
　予定より30分遅れで手術室へGO。

　手術室で全裸になり、手術着を着用。
　硬膜外麻酔注射。直前のプチ麻酔注射のおかげで痛みなし。
　点滴に全身麻酔薬を注入。2～3秒で意識がなくなる。全身麻酔や恐るべし。

　目が覚めたら人工股関節置換手術は終わっていた。
　後で聞いたら、所要時間1時間20分とのこと。
　晴れて「人造人間チターン」の誕生である。
　麻酔が効いているからか、この時点での痛みはなし。
　口に入った呼吸用の管が抜かれ、看護婦の問いかけに答えるのだが、かすれ声しか出ない。思わず「こんばんは、森進一です」と言ったら爆笑を誘った。

　朦朧とした状態で、ストレッチャーで病室へ戻る。
　気がつけば、点滴、麻酔、ドレーン、尿道と管を入れられチューブマン状態。両足には、血栓症予防のストッキングとフットポンプ装着。
　まだ痛みは全然感じない。

　夜の間、検温と血圧測定を頻繁に繰り返す。
　依然朦朧状態で、寝ては醒め。

2006年7月12日 入院2日目

　午前6時、病室のライト一斉点灯、起床。
　病院食は思ったより美味しい。

　禁煙外来にて問診。30数年間の喫煙にピリオドを打ったことに医者が感激。
　リハビリ医による股関節の可動域、歩行状態、足長の測定。
　昼間は暇で、iPod聴きながらうつらうつら。
　
　午後4時シャワー。その際、自身でシェーバーで下の毛剃毛。
　明日の午後2時30分に手術の旨、通達される。手術日は事前に聞いていたので動揺もなし。

　夕食後、浣腸。前日の浣腸に何の意味があるのか聞いたところ、当日だと術中に漏らすおそれがあるからとのこと。
　7時より絶食、0時より絶飲。
　病室の窓ガラスに映る坊主頭 (7月9日に床屋で坊主刈り) と無精髭が侘しい。

2006年7月11日 入院1日目

　本日より入院。

　旅行用キャリーバッグに、1週間分の着替えと、洗面用具などの必需品を入れて、正午過ぎにいざ出陣。病院は、自宅前のバス停から30分ほどの距離で、アクセス至便。

　午後1時入院窓口にて、書類提出後、待つ間もなく病室へ案内される。部屋は4人部屋で、他の3人は50代後半から60代の年配者。
　主治医より人工股関節置換手術の内容説明。左足大腿上部の側方と前方の間を縦に切開し、大腿骨を切断、チタン合金の大腿骨に置き換え、それを受けるキャップを骨盤に装着するとのこと。

　その後、レントゲン撮影、採血。下剤服用。
　3時頃から夕食まで暇で、ロビーにてiPod聴きながらうつらうつら。
　6時夕食、10時病室のライト一斉消灯、就寝。

　7月1日に始めた、禁酒、禁煙に続き、入院を期にテレビ、新聞も見ないように決心する。

入院前夜

　先天性股関節脱臼だったのですが、幼少の頃完治したと親から聞いていました。それが何十年かの時を経て、変形性股関節症というかたちで、再度我が身に降りかかろうとは思ってもいませんでした。
　ここ10年ほどで、たまの軽度の疼痛から、歩行時に左足を引き摺るまでに悪化しました。騙し騙しやり過ごしてきましたが、医者からもすすめられて、この7月に人工股関節への置換手術を決意しました。

　入院、手術にあたっては、事前にネットでその病気の詳細や、専門医、病院、また同病の方たちの闘病日記等を検索、参考にしました。
　その結果、運良く住居の近くにその権威を擁する病院があるのを知り、受診、即、入院、手術の予約をしました。

　ついては、同病でお悩みの方のために、入院中に綴った闘病日記の、7月11日の入院から9月7日の退院までを、当ブログに掲載しようと思い立ちました。
　参考になれば幸いです。

懐かしの丸善

一応、英文科に
籍があったので

洋書を見に行った
河原町の丸善

舶来物の文房具が
欲しかったけれど

安い絵葉書セットくらいしか
買えなかった

さすがに
画集の上に
檸檬は置いてこなかった

カルビー堅あげポテト

旨いけどいつも口の中を怪我する

禁煙1週間目

300円のショートホープはまだ買ってない

懐かしの木綿のハンカチーフ

都会へ出て行った
恋人は

故郷の君の事なんか
すぐに忘れてしまう

都会には刺激や誘惑が
多いから

いくつもの
遠距離恋愛が

この歌の歌詞のように
消えていった

2010年W杯敗退後

「オシムを惜しむ」という記事が目に浮かぶ

懐かしのどてらい男

関西発で
あっという間に
全国区

花登筐脚本の
高視聴率連ドラ

型破りで
エネルギッシュな
猛やんに

日本列島改造論の
田中角栄が
ダブって見えました

高脂血症なのに

貯血に備えてニラレバ炒め大盛り

懐かしのオールナイトニッポン

Go Go Go And Goes On
本格DJ糸居五郎さん

掛け合い漫才のノリ
カメ&アンコー

オバカな兄ちゃん
今仁の哲ちゃん

ビター・スウィート・サンバが
運んでくる
サブカルな夜のために

夕方の仮眠は
欠かせなかった