長い眠りから目覚めて、自分がカン・ジュンサンである記憶を取り戻したイ・ミニョン。
チュンサンとしてユジンと再会します。
サンヒョクはユジンとの別れを決意します。
ユジンが求めているのは自分よりチュンサンであり、ユジンを幸せにできるのは自分よりチュンサンだとわかっているからです。
このあたりのサンヒョクのいさぎよさは春のワルツのフィリップみたいです。
「ユジンを愛していると思いましたが、執着でした」
春川からゴリラ先生がソウルに出てきて、放送部の仲間が集合します。
しかし、仲間たちの記憶がないチュンサンは、みんなに拒絶されてしまいます。
記憶を取り戻すため、チュンサンとユジンは春川を訪れます。
記憶って大切なものです。
チュンサンとユジンのように二人だけの記憶を持っていても、片方が記憶をなくしたり、いなくなってしまったら、その記憶は半分消えてしまい、残された人も大切な一部分を失ってしまうのです。
二人の記憶が大きければ大きいほど、失う部分も大きくなるのです。
チュンサンが記憶を取り戻すことは、ユジンが失くしたものを取り戻すことでもあったのです。
しかし、記憶は戻りません。
ソウルに戻ったチュンサンは赤信号で車を停めた時、歩道の女の子が持っていたピンクの手袋を見て、ユジンの手袋の記憶を取り戻します。
この時、チュンサンが母のカン・ミヒに電話します。
カン・ミヒが電話を受けた場所の背景は、夏の香りにでてきた世宗文化会館の階段です。
ふたたび、ユジンと春川を訪れたチュンサンは、ユジンの手袋を春川の家で見つけます。
雪が舞う春川の明洞でチュンサンは12月31日の約束を思い出します。
「ユジン、サラヘ」あの時言いたかった言葉を10年たってやっとユジンに言ったのです。
ほぼ、記憶を取り戻したチュンサンは引っ越したマンションで誕生パーティーをします。
チェリン以外の放送部の仲間とも関係改善ができます。
しかし、チュンサンの父親に関する記憶、なぜ春川高校に転校したのかについては思い出せず、ただ一つの不安な要素です。
チュンサンとユジンはたまたま入った教会で、結婚式のリハーサルをしているカップルを見ます。
ユジンの祈る姿を見て、チュンサンはユジンにプロポーズします。