テレビ埼玉で「雨鱒の川」という映画を放送していました。
出演者が今では絶対ありえないメンバーでした。
玉木宏、綾瀬はるか、阿部寛、中谷美紀、ついつい見続けてしまいました。
こういう映画は原作を読まないと、だめですね。
ラストシーンがまったく理解できなくて、損した気持ちになりました。
子役時代の母との関係、大人になっての幼なじみとの恋、二つの話を詰め込むには時間が足りませんでした。
お母さんが雪の中で死ぬのもわけがわからないし、かけ落ちに川をいかだで下っていくのも理解できませんでした。
こんなキャストを使ってとってももったいない映画でした。
私だったら二部構成にして、少年時代編、大人時代編に分けます。
少年時代編は母親の死、酒造会社に引き取られてからの心平の生活を描きます。
小百合と心平を引き離そうとする大人。
二人はいつか二人で海に行こうと約束します。
ついに二人はいかだで川下りをしようと計画します。
その計画は途中で失敗します。
心平は小百合と引き離されてしまいます。
大人時代編は心平がレストランに絵を描くエピソードを使い、モチーフを探しに故郷に帰り、小百合と再会します。
小百合は婚約していて、それでも二人で海に行く約束を果たすためにいかだに乗り、海にたどりつく、というのはどうでしょう。
もしかして原作はこうなっていたりして…。