第202話 アナログ

2009年04月13日 22時38分40秒 | 子育て・「おママごと」

保育園に息子を預けること。
保育園に息子を託すことが、職場復帰の不安だった。
私の不在が息子の症状(アトピー)を悪化させたらどうしよう・・・
担任のN先生を紹介された折、私はどんな顔をしていたのだろう。
きっと信頼も親しみもない顔をしていたことだろう。

0歳児クラスの担任は2人。N先生とF先生。
保育園に通いはじめて人から「K君、以前より笑うようになったね」と言われ、
ハッとした。
私は息子のアトピーと向き合いすぎていたのかもしれない。
物理的に息子と離れることで、
精神的にアトピーと距離をおくことができるようになった。
気がつけば、私も育休中より笑っている。

お迎え時、2人の先生からその日の息子の様子をきく。
お友達のM君は寝起きが悪いのだが、息子が側に行くと機嫌がよくなるという。
お昼寝を終えた2人はいつも手をつないでおまるに向かうらしい。
寝起きゆえ、ふらつきながら向かう2人。私の知らない日中のK(息子)
その小さな2人の背中を想像し、嬉しさに目頭が熱くなる。

毎日通う日々の中、四季折々にお部屋の模様が変わっていく。
ひとつひとつ先生の手作業。
クラスだよりは先生の手書き。
見渡す限り、手作り、いっぱい。
なんてあったかいの!

園に息子を預けるのではない。
人に息子を託していくのだ。
一人で育児しなければならないわけではない。
先生と共に歩んでいくのだ。
保育園に対するイメージを不信から信頼へ変えて下さった
担任の先生に心から感謝している。
N先生、F先生、6月の入園より10ヶ月間、お世話になりました。
ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする