第217話 見失わない心

2009年07月02日 01時11分29秒 | 子育て・「おママごと」

メロンパンナちゃんへ。
たくさん時間をさいて、あふれる思い(コメント)をお送りいただきまして、
ありがとうございます。
何度読み返しても、様々な感情が生まれて参ります。

私の職場復帰は、産んでいなかった頃の私の意思が尊重された「契約」でもありました。
産んだ後、我が子愛おしにどっぷりつかった私はその気持ちに任せて復帰しなければ、
契約違反です。
社会復帰への不安を前に、契約という強い力にひっぱられ、無事出勤できたようなものです。
もし、出産を機に退職を選択していた場合、
1歳児を前に再就職などとても考えられなかったと思います。

私は30代で子供を産みました。
ここからは年上の主人の年齢で計算しますが(笑)、
息子が大学を卒業するかしないかくらいの年齢で定年です。
そして、目前にせまる介護問題。
いつ働くかでなく、いつまで働けるかさえもわからぬ状態。
女の人生、働けるうちに働いておこうという思いもあります。

とはいっても、人を育てるほど尊い仕事もありませんから、
3歳までは、の言葉に揺れ動かないこともない。
私が働くことに対して、息子の気持ちはどうなのか?
息子の気持ちは私の急所で、痛いところをつかれ返信遅くなりました(笑)

結論。
子供にとって、母親と親密な時間を過ごす環境にあることはベストだと思います。
メロンパンナちゃんのお子様はさぞお幸せなことと思います。
どんなにあがこうがこの結論は動かせない事実として、
世の中には様々な事情によって、母親以外の人の手で育てられるパターンがあります。
父親だけで、祖父母によって、保育士に、など。
生まれるのは母親からですが、育つのは母親のもととは限らない状況もある中で、
「母親でなければならないというわけではない」と思っています。
(そう思わないと働きになど出れませんから)
突拍子もない意見ですが、
専業主婦、対、共働きママに、母乳、対、ミルク育児が重なります。
おっぱいで育てていることにある種の自信が生まれるという点においてですが。
母乳をあげたくても出ない方に、母乳をあきらめなければならなかった方に、
「なければならないということはない」
そうは言っても気持ちのどこかに・・・あるものだからあえて言いたいのですが。
これはメロンパンナちゃんにというより、
メロンパンナちゃんのコメントを読んで私同様揺すぶられた共働きママへになるでしょうか。

それにしても面白いのが、
メロンパンナちゃんのママは働いていて、メロンパンナちゃんは専業主婦となり、
幼稚園卒の私は保育園に息子を預ける共働きママになったこと。
私の母は今でこそ働く楽しさ辛さを知り、外に出ておりますが、
ずっと専業主婦でした。長男の嫁として生き、介護、介護の繰り返しです。
親の生き方はなんら子供に影響を及ぼすのでしょうか。
なら、共働きが子供に与える影響より、
親の懸命な生き様が子供に与える影響を期待して! 私は共働きます。

あと、貧困について(って今の日本で貧困という言葉がふさわしいのかどうか???)
物質的にも恵まれ、精神的にも豊かである友人、方々が私の周りにいる事実から。
貧困すぎても裕福すぎても執着を生むような気が致しますので、
ほどよさが大事と考えます。
こんな私の意見に対して、生じる思いがあるかと存じます。また、お話しましょう。
末筆ではございますが、
親愛なるメロンパンナちゃんへ。私もあなたが好きです。


コメント (2)
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