何かを変えようとするのはとても大変だ。
変えようとする力に守ろうとする力が働くので相当なエネルギーを要する。
そんな時、思い出してほしい。
風は冷たいところから暖かいところへ吹く、ということを。
何かを成し遂げようとするとそれなりの抵抗があるということ。
では、どうして冷たいところから暖かいところに流れるのか。
空気はあたたまると、軽くなって上昇する。
冷たい空気の方が重く、暖かい空気の方が軽いので、
その空いたところに重く冷たい空気が流れ込むという。
変えようとする時は、何かに気づいてしまった時。
体にみなぎる情熱のエネルギー。
熱くなると、軽くなって上昇志向になる。そこに重く冷たい空気が・・・という仕組み。
面白い自然現象だなと思う。
重く冷たい空気が悪い側面だけではないこともわかっている。
経験値から危険を回避しようとしているのかもしれない。
守るべきものがあるからかもしれない。
それでも、変えることがよき風を生むと信じたならば、
生みの苦しみを味わうしかないであろう。
どんなにしんどくても辛くても、きっとそうせずにはいられないあなたなのだから。
正確にいうと、頑張っているのに報われないと感じてしまう私へ、かもしれない。
本当に報われていないのだろうか。
信じた道を突き進む中で、突き進むことで、途中やりがいを感じる至福の瞬間があったのではなかろうか。
そんなわずかな、かすかな、小さなひと時があっただけでいいではないか。
頑張っているなんて自分でいう言葉でないといわれるかもしれないが、
頑張っていると自分が思ったら、頑張っているのだ。 精一杯頑張ったのなら、いいではないか。