木内昇さんの「みちくさ道中」(株式会社平凡社・エッセイ)を読む。
今日は読書感想文。
まっすぐ働く の中の 先延ばし という話 (以下、引用)
年始より年末のほうが好きである。有り体に言えば、「新たな一年をはじめるぞ」と意気込むよりも、
「ここらで一旦リセットしよう」と息を抜くほうが、据わりがいいのだ。
気がつけば、一年のおへそ。
折り返し地点でなんだが、今年もまた目標達成できないことが確定する。
年末は「すべてなかったこと」にできる、新年への期待渦巻くカウントダウン。
それは「リセット」できる心地よさだったのか!
この出だしの共感からこの先の話へ期待が膨らむ。
四十を過ぎて、あれ? こんなはずではなかった・・・と思うシーン多々。
ひっそり暮らす の中の 乗っとられる という話 (以下、引用抜粋)
衰え、というのは、徐々に訪れるものではない。ある朝起きたら別の体になっていた、というような唐突さで
それはやって来る。先日も、少し前まで余裕で行き来していた坂道を上ったら、見事に膝が笑った。
変調に気づくたび私は蒼白になり、自らの体に問いかける。「アイツはどこへ行った?」と。
あの腑に落ちない感じを「アイツはどこへ行った?」と表現できるすばらしさに震え、
プロ(書籍化される著者)とアマ(ブログで自由更新レベルの私)の違いを思い知らされる。
私も著者のように自分を押し出さずして、そこはかとなく人柄香る文章を書きたいものである。
今日は読書感想文。
まっすぐ働く の中の 先延ばし という話 (以下、引用)
年始より年末のほうが好きである。有り体に言えば、「新たな一年をはじめるぞ」と意気込むよりも、
「ここらで一旦リセットしよう」と息を抜くほうが、据わりがいいのだ。
気がつけば、一年のおへそ。
折り返し地点でなんだが、今年もまた目標達成できないことが確定する。
年末は「すべてなかったこと」にできる、新年への期待渦巻くカウントダウン。
それは「リセット」できる心地よさだったのか!
この出だしの共感からこの先の話へ期待が膨らむ。
四十を過ぎて、あれ? こんなはずではなかった・・・と思うシーン多々。
ひっそり暮らす の中の 乗っとられる という話 (以下、引用抜粋)
衰え、というのは、徐々に訪れるものではない。ある朝起きたら別の体になっていた、というような唐突さで
それはやって来る。先日も、少し前まで余裕で行き来していた坂道を上ったら、見事に膝が笑った。
変調に気づくたび私は蒼白になり、自らの体に問いかける。「アイツはどこへ行った?」と。
あの腑に落ちない感じを「アイツはどこへ行った?」と表現できるすばらしさに震え、
プロ(書籍化される著者)とアマ(ブログで自由更新レベルの私)の違いを思い知らされる。
私も著者のように自分を押し出さずして、そこはかとなく人柄香る文章を書きたいものである。