眠る前、子どもに絵本を読んでやる・・・私はそんなよき母親ではない。
自分が書くこと、自分が眠ることを優先し、気がつけば、息子は書籍と無縁の生活。
そんな息子が突然、本をむさぼるように読んでいるではないか?!
何が起こったのか、何を読んでいるのか たずねると、
学校の図書館で借りた「かいけつゾロリ」(原ゆたか作・絵)とのこと。
かいけつゾロリとは?
キツネのゾロリと、その子分、双子のイシシ・ノシシ(イノシシ)との冒険物語。
旅先でのマドンナとの出会い、実らぬ恋、義理人情・・・映画「男はつらいよ」キツネ版!
子どもたちに楽しく読んでもらうための仕掛け、いっぱい。
本嫌いの息子も 見事に嵌ったゾロリ様。 原ゆたか様様。
手足が長い 擬人化動物たち。
この「かいけつゾロリ」、息子の推薦がなければ、買わない絵の本だ。
大人から見るキャラクターと子どもの好きなキャラクターの不一致。
結局、親が用意したものではなく、
自分自身が気に入ったものが1番ということなのだろう。
危険はおならパワーで乗り越える、子ども心をとらえて離さないゾロリの魅力。
オラも、読んでみるだよ(イシシ・ノシシ風)