「起こること、すべてに意味がある」
ずっと そう思って生きてまいりました。
「これ、あげる」と言われ、手渡された
太宰治の『ヴィヨンの妻』(新潮文庫)。
私の手元に届いたのは、きっと何かのご縁。
意味あることと 読み始めたのですが・・・
『ヴィヨンの妻』所収「親友交歓」。
四角四面な性格ゆえ・・・私には
親友・彼の所業が我慢ならず、
ストレスがたまっていきます。
これ、意味あることかしら・・・
疑いながらも
「いや、すべて意味あること」
の信念で さらに進みます。
読み終えましても
なぜ この書籍をくださったのかしら?
そのうち、
すべてに意味があるのかしら?
すべてに意味がなくてもいいのでは?
という思いが生じてまいりました。
意味なきことも また意味あること?
そんな 難しく考えることなく、
素直に 読めばいい。
すべてに 意味がなくていい。
そう思えた時、肩の力が抜け、ようやく
単なる一読者になれたのでございますww