第3358話 日出処の天子

2022年06月13日 08時00分00秒 | 読む(漫画)

フィクションの面白さに震える

漫画「日出処の天子」(ひ いづるところのてんし)

この点(事実)と点の つなぎ方!

作者・山岸凉子の想像(創造)力!!

 

山岸凉子 と 梅原猛 の巻末対談(以下)

山岸:読者は 作品に自己投影して見るわけなんですね

ですから 素敵な男性と結ばれたいのは本当の自分自身なんです

ところが そこに自分より理想的な女性が出てきて、

自分の好きなその作中の男性と結ばれるというと、

ある種の嫉妬みたいなものが出ちゃうんです

で、それよりも男同士のほうがいっそ楽なんですね

 

(BL・ボーイズラブものを読まない)

私:だから?! BL人気の、ひとつの解あり。

 

山岸:美少年で 超能力者で 同性愛者

読者が一種の自己投影をしやすいような

人間味、表情、あるいは、人間的な欠点というか

傷を負った存在にしてみたんですけれども。

 

私:完璧ではないものに・・・は わかる。

(以降、ネタバレ)

BLと言っても 成就するわけではない。

聖徳太子(厩戸皇子)の苦悩が・・・

満たされない思いから 目が離せない。

 

※ 日本が 斜陽ぎみ。

再び 日出処 の復活叶いますように。

「あさきゆめみし」(第3351話)同様、

タイトルが秀逸。

コメント
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