あんさんのお気持ちは、ようわかります。
せやけどなあ、
もともと、あんさんのもんや なかったん
違いますか。 いままでも、これからも、
誰のもんにもならへんのと違いますか
(この先の私に、覚えておくべき台詞 ww)
物語の舞台は、京都。
早く続きを、の思いに駆られ、一気に読んだ
原田マハ著「異邦人」
物語は 夫である一輝と妻・菜穂の視点で
交互に語られていく。当然のことながら
一輝から見える菜穂 と 菜穂自身は異なり、
その器の、スケールの違いを浮き彫りにしていく。
男性が 生きることと働くことが同化してしまう
のに対して 女性は
したたかさ、潔さ、粋、強さ、愚かさ・・・
大胆に人生に挑める面白さ。
物語は そちらに行ってしまうのかな
と思いきや、結末は そうきたか!