高級旅館の朝食会場で
ひとり(ご年配)の男性スタッフが、
若い女性スタッフから説明を受けている。
(再就職・転職者かな?)
あの方は(先ほどの新人)!
我々は 個室利用。
コーヒーをお持ちくださったのだが、
靴を脱ぐのに 時間がかかっている。
彼の緊張(波動)が伝わってくるので
その方を見ないよう視線をそらす私に
届く声。「申し訳ございません。
こぼしてしまいました・・・」
主人が問題なきことを伝え、
そのままご退室いただく。
見ると、手元がくるったのであろう
主人のコーヒーカップのソーサーに
コーヒーが。
もしかすると、
希望していなかった? やむをえず?
これまでと畑違いの職種についたのだろう。
きっと 今頃 恥ずかしく、
悔しい思いをしているに違いない。
(その時、伸びるから!)
誰でも 初めてはあるから慣れるまで。
できれば、給仕の醍醐味を味わうまで。
(天職って
自分でも思わぬところにあると思うから)
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。