寒くなると、選ぶ本も食欲に走る。
(お弁当のカラー写真が装丁の)
丸山 智著「461個のおべんとう」
鈴本一樹 は 離婚して
息子の虹輝(こうき)と二人暮らし。
一浪の末、高校に入学する息子に
一樹は「3年間毎日お弁当を作るから、
3年間休まず高校へ行く」約束を交わす。
毎日お弁当を作るしんどさ。
想像たやすいからこそ 一樹のお弁当が
虹輝の学校生活、父子関係をも変えていく・・・
ことは なんとなく。
それよりも 私が「行方」を見守ったのが、
高校受験で失敗をして 一浪後の入学環境。
改めて考えると、高校卒業まで 大多数が
「同い年」構成で 人生を歩んでいく日本。
そこから外れると、腫れ物を触る存在となり、
本人も 卑屈になってしまう
(失敗しにくい)社会(現状)。
欲を言えば(お弁当で伝わるものがあるけれど)
「お弁当」だけじゃなく、
じっくり息子と「語り合う」時間(シーン)が
もっと欲しかった感。
第二の人生? 親も、一個人として。
息子への愛情と親の恋愛感情は 別物で
同時に成立できるものなんだ とも ww
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます