2016年、伊勢志摩サミット決定のニュースあり、
もう少し 伊勢のお話。
私が伊勢神宮を参拝した朝、
早朝にもかかわらず、赤福本店前に長蛇の列。 (なんだこりゃ?)
伊勢神宮に向かう途中、伊勢神宮内でも、
みんな、手には同じお土産物 (同じ包装紙の箱) 。
中には、両手一杯 (そんなに?) 持てる限りお持ちの方もいて、
ただ事ではないものを感じる。
参拝後の帰り道、その理由を探るべく 最後尾に並んで判明、
その正体は、1日限定販売の「朔日餅(ついたちもち)」
伊勢には、「朔日(ついたち)参り」という風習がある。
無事にひと月を過ごせたことを神様に感謝し、
新しい月も どうか健康でありますように、と 手を合わせる。
その朔日参りの朝、赤福本店で月代わりの餅菓子を販売。
元旦は赤福餅にて、
2月から12月まで年に11回、1日のみの限定商品なのだ。
はからずしも偶然、私は風習通りに朔日参りをしたこととなり、
さほど並ばず、朔日餅を売り切れ前にゲットできたが、
人によってはこの日に狙いを定めて
前日から発行される整理券で並び、翌日、早朝開店前から再び並び、
その先に朔日餅があるという。
月代わりということは、今日を逃すと同じ餅に合えるのは一年後・・・
ひとつ味わうと、残りのお餅も気になり、コンプリートしたくなるのが人情。
限定販売に売り切れ御免・・・購買心をあおる販売文句に「商い」を見た私。 合掌。
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